岡本家住宅とは

岡本家住宅は、和歌山県橋本市高野口町九重にある旧家の屋敷で、寛政4年(1792年)に建てられた主屋をはじめとする4棟が、令和6年(2024年)3月6日に国の登録有形文化財に登録された(文化庁)。読みは「おかもとけじゅうたく」。

屋敷は大阪府との境にある岩湧山(いわわきさん)の南斜面の農村にあり、和歌山県によれば、岡本家はかつて庄屋を務めた旧家である。4棟はいずれも「国土の歴史的景観に寄与しているもの」の基準で登録され、登録番号は30-0350から30-0353まで連番になっている(文化庁)。所有者は個人である(和歌山県)。

屋敷の構成

屋敷の南辺に江戸末期の長屋門が開き、敷地の北寄りに主屋が東を正面として建つ(文化庁)。主屋の西には離れが北東の渡廊下でつながり、主屋と離れが南庭を囲む。主屋の北西には土蔵が建つ。

  • 主屋:寛政4年(1792年)、木造平屋建、入母屋造の茅葺(鉄板仮葺)、建築面積135平方メートル。東を土間とした六間取
  • 離れ:昭和40年(1965年)頃、木造平屋建、切妻造の桟瓦葺、建築面積32平方メートル。二室続きの座敷
  • 土蔵:昭和37年(1962年)、土蔵造2階建、置屋根形式の桟瓦葺、建築面積40平方メートル。家財蔵
  • 長屋門:江戸末期、木造平屋建、桟瓦葺、建築面積70平方メートル。納屋と牛小屋・物置を組み込む

江戸時代後期の主屋と門に、昭和中期の土蔵と離れが加わり、170年余りにわたって手を入れ続けた屋敷の姿がひとつの敷地にそろっている。主屋は令和4年(2022年)に改修されている(文化庁)。各棟の構造は、それぞれのページで扱っている。

見学について

岡本家住宅は現在も個人の住まいで、内部の公開や見学の受け入れについて公的な案内は確認できなかった。所在地はJR和歌山線の高野口駅から北北西へ直線でおよそ4.3キロメートルの山あいの集落である。訪れる場合は私有地に立ち入らず、集落の暮らしに配慮したい。

各棟の外観は、国指定文化財等データベースと文化遺産オンラインに掲載された写真で見ることができる。

参考文献

岡本家住宅主屋(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00014915
岡本家住宅離れ(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00014916
岡本家住宅土蔵(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00014917
岡本家住宅長屋門(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00014918
岡本家住宅(わかやまの文化財/和歌山県教育庁文化遺産課)
https://wakayama-bunkazai.jp/bunkazai/bunkazai-spot-1032/

最終更新日: 2026.10.15

基本情報

名称岡本家住宅
所在地和歌山県橋本市高野口町九重548
所有者個人
指定登録有形文化財 4件
座標34.34521, 135.54790