四階楼とは

四階楼は、山口県熊毛郡上関町室津にある明治12年(1879年)の木造四階建の擬洋風建築で、平成17年(2005年)12月27日に国の重要文化財に指定された(文化庁)。読みは「しかいろう」。

文化庁の記録では、木造四階建、桟瓦葺で、建築面積58.67平方メートル。明治12年(1879年)6月の幣串1本が附として指定されている。指定番号は02478である。

回船問屋の迎賓施設

四階楼は、瀬戸内海に突き出た室津半島の先端部、北前船の寄港地として知られる室津で回船問屋を営んだ小方謙九郎が、迎賓もしくは宿泊施設として明治12年(1879年)に建設した(文化庁)。四階の小屋裏から発見された幣串で建設年と施主・工匠が判明した。

寄棟造・桟瓦葺の木造四階建で、外部は大壁造の漆喰塗とし、蛇腹を廻して隅にコーナーストーン形を漆喰でつくる。四階四隅の丸柱に昇り龍、二階軒庇の垂れ壁に牡丹、四階天井中央に鳳凰の鏝絵を施し、四階の窓には赤・青・黄・緑の色ガラスを嵌める(文化庁)。

文化庁の解説によれば、のち旅館などに使われ、平成3年(1991年)に上関町の所有となって保存修理を経て公開活用されている。

重要文化財としての価値

文化庁は、軒高9.7メートルに四層を収めた階層構成や廻り階段を導入した平面構成、要所に奇想性に富んだ鏝絵を配した細部などに擬洋風の特色がよく示され、西日本に残された数少ない漆喰塗系擬洋風建築として重要であるとして、重要文化財に指定している。

見どころ

四階四隅の昇り龍の鏝絵と、四色の色ガラスを嵌めた四階の窓が見どころである(文化庁)。

見学について

上関町が所有する(文化庁)。文化庁の解説によれば、併設の上関町郷土史学習館の施設として公開活用されている。開館時間などの最新の公的な案内は確認できなかった。

Q&A

Q四階楼はいつ建てられましたか?
A明治12年(1879年)です(文化庁)。
Q四階楼を建てたのは?
A回船問屋を営んだ小方謙九郎で、迎賓もしくは宿泊施設として建てました(文化庁)。
Q四階楼の鏝絵は?
A四階四隅の丸柱の昇り龍、二階の垂れ壁の牡丹、四階天井の鳳凰などです(文化庁)。
Q四階楼の価値は?
A西日本に残る数少ない漆喰塗系擬洋風建築です(文化庁)。
Q四階楼が重要文化財に指定されたのはいつですか?
A平成17年(2005年)12月27日です(文化庁)。

基本情報

名称四階楼(しかいろう)
所在地山口県熊毛郡上関町大字室津字築出町868番1号
指定区分重要文化財(建造物)
指定年平成17年(2005年)12月27日指定
員数1棟
寸法木造四階建、桟瓦葺、建築面積58.67㎡
所有者上関町
公開状況上関町郷土史学習館の施設として公開(文化庁、時期は指定時)

参考文献

四階楼(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/102/00003976

最終更新日: 2026.10.19