旧睦沢学校校舎とは

旧睦沢学校校舎は、山梨県甲府市北口にある明治8年(1875年)の擬洋風の学校校舎で、昭和42年(1967年)6月15日に国の重要文化財に指定された(文化庁)。読みは「むつざわがっこうこうしゃ」。

文化庁の記録では、木造2階建、中央部に塔屋を付け、桟瓦葺で、建築面積189.2平方メートル。指定番号は01655である。

移築を重ねた明治の小学校

旧睦沢学校校舎は、山梨県中巨摩郡敷島町に明治8年(1875年)に建てられた小学校の校舎で、県令藤村紫朗が建てた洋風建築の代表作とされる(文化庁)。山梨県によれば、旧睦沢村(現在の甲斐市亀沢)にあって明治9年(1876年)に完成し、昭和32年(1957年)3月まで学校として使われ、その後は公民館となった。

小学校の増築のため解体されたのち、昭和41年(1966年)に武田神社の境内に復元されて甲府市立の「藤村記念館」となり、保存修理と活用のため平成22年(2010年)に甲府市北口2丁目の現在地へ再び移された(山梨県)。身延町の「下山大工」の棟梁の設計施工によるもので、在来の木造技術で洋館を建てた擬洋風建築の代表的な遺構である。

重要文化財としての価値

文化庁は、県令藤村紫朗が建てた洋風建築の代表作としている。山梨県は、在来の木造技術で洋館を建てた擬洋風建築の代表遺構として重要文化財になったと説明し、この様式は県内で「藤村式建築」と呼ばれる(やまなし観光推進機構)。

見どころ

中央部の塔屋と、黒漆喰塗りの窓にガラス戸と鎧戸を重ねた二枚扉が見どころである(文化庁・やまなし観光推進機構)。館内には当時の教室の様子も再現されている。

見学について

甲府市藤村記念館として公開されている。やまなし観光推進機構によれば、JR甲府駅から徒歩3分で、開館時間は9時から17時、休館日は月曜日、祝日の翌日、年末年始である(2024年9月時点の情報)。

Q&A

Q旧睦沢学校校舎はいつ建てられましたか?
A明治8年(1875年)です(文化庁)。山梨県は明治9年(1876年)の完成としています。
Q旧睦沢学校校舎は今どこにありますか?
A甲府市北口2丁目で、平成22年(2010年)に武田神社の境内から移されました(山梨県)。
Q藤村式建築とは何ですか?
A県令藤村紫朗が奨励したとされる擬洋風建築の、山梨県内での呼び名です(やまなし観光推進機構)。
Q見学できますか?
A甲府市藤村記念館として公開されています(やまなし観光推進機構)。
Q旧睦沢学校校舎が重要文化財に指定されたのはいつですか?
A昭和42年(1967年)6月15日です(文化庁)。

基本情報

名称旧睦沢学校校舎(むつざわがっこうこうしゃ)
所在地山梨県甲府市北口二丁目2番1号
指定区分重要文化財(建造物)
指定年昭和42年(1967年)6月15日指定
員数1棟
寸法木造2階建、中央部塔屋付、桟瓦葺、建築面積189.2㎡
所有者甲府市
公開状況JR甲府駅から徒歩3分(甲府市藤村記念館)

参考文献

旧睦沢学校校舎(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/102/844
旧睦沢学校校舎(山梨の文化財ガイド、山梨県)
https://www.pref.yamanashi.jp/bunka/bunkazaihogo/bunkazai_data/yamanashinobunkazai_kb0035.html
甲府市藤村記念館(富士の国やまなし観光ネット)
https://www.yamanashi-kankou.jp/kankou/spot/p_8225.html

最終更新日: 2026.10.21