全国の登録有形文化財
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旧九州芸術工科大学画像特殊施設棟は1970年築の3階建の実験棟。中央玄関の上の壁を浅く窪ませたバルコニーと左右対称の正面を持ち、音響特殊施設棟と対で広場の東面をつくる。撮影スタジオはいまも現役で2025年登録。
旧九州芸術工科大学環境画像棟は1970年に九州大学大橋キャンパスに建った6階建の校舎。吹抜ラウンジとバルコニーを段状に重ねた立面が2階レベルの広場と調和し、登録ではフライパン広場もこの棟に付属する。2025年登録。
旧九州芸術工科大学工業音響棟は1970年築の6階建の校舎。フライパン広場を挟んで環境画像棟と同じ意匠で正対し、上層を段々に後退させた外観で広場の景観をつくる。建築面積813㎡で5棟中最大、2025年に登録。
旧九州芸術工科大学工作工房は1970年築の3階一部2階建の作業棟。広場から正面の渡廊下の下をくぐって奥の小広場へ抜ける動線と、中央を見通す左右対称の外観を持つ。デッサンや木工の場として使われ、2025年に登録。
旧九州帝国大学工学部本館は昭和5年(1930年)完成の鉄筋コンクリート造一部鉄骨鉄筋コンクリート造の校舎。スクラッチタイルの外壁と塔屋、大講義室が残り、3階の博物館常設展示室は平日無料で公開されている。
旧九州帝国大学正門及び塀は大正3年(1914年)建設の煉瓦造の門柱と総延長41mの塀。大正13年に現在地へ移され、花崗岩の笠木と控柱を備える。「国土の歴史的景観に寄与」するものとして2024年に登録された。
旧九州帝国大学本部建築課棟は大正14年(1925年)完成の煉瓦造2階地下1階建。大正12年に焼失した旧工科大学本館の煉瓦を用い、塔屋頂部に旧本館の意匠を継ぐ。昭和5年(1930年)以降は大学の建築課が使った。
旧九州帝国大学本部事務室棟は大正14年(1925年)完成の煉瓦造2階建。焼失した旧工科大学本館の煉瓦と礎石を転用し、昭和5年から2014年まで大学本部となった。工学部本館と玄関を軸線に合わせて向き合う。
旧九州帝国大学門衛所は大正3年(1914年)完成の煉瓦造平屋で、装飾豊かな箱崎地区最古の門衛所。玄関上のブロークンペディメントが目を引き、大正13年(1924年)に曳家で玄関を南向きにして正門脇へ移された。
旧蔵内家住宅応接間棟は、福岡県築上町の蔵内家本家で主屋と同時期に建った15畳と10畳の2室の接客棟。町の案内では明治期の池泉庭園はこの部屋からの眺めを主眼に造られた。付書院や欄間の細工も見どころである。
旧蔵内家住宅大玄関棟は、福岡県築上町の蔵内家本家で建物群の正面に立つ大正9年の玄関棟。T字の大棟に三方の妻飾をもつ銅板葺の屋根が重なり、戸袋に貼られた新聞から年代が判明した。受付があり見学の起点となる。
旧蔵内家住宅大広間棟は、福岡県築上町の蔵内家本家で東の庭園に臨む大正7年の大広間。18畳2室が続き、屋久杉を張った弓形天井の畳廊下が回る。棟札から、地元の山田村の棟梁・中江九壽の仕事と分かっている建物である。
旧蔵内家住宅倉は、福岡県築上町の蔵内家本家で屋敷の南西の角を画する昭和前期の倉。L字型平面の平屋で、南面中央に通用門を構える。内部を仕切って、農機具倉・左官倉・大工倉などに使い分けていた建物であった。
旧蔵内家住宅米倉は、福岡県築上町の蔵内家本家で主屋の南に建つ昭和初期の米蔵。東西に細長い2階建で、東妻を兜造風、西妻を切妻とする。道路側は漆喰壁に縦板張の腰、東妻は下見板張と、面ごとに仕上げを変えている。
旧蔵内家住宅座敷棟は、福岡県築上町の蔵内家本家で主屋の北西に接続する大正6年の座敷棟。10畳2室に床の間と付書院を備えた数寄屋風の丁寧なつくりで、雁行する座敷の並びの中ほどから池泉庭園を望む位置にある。
旧蔵内家住宅主屋は、福岡県築上町に残る炭鉱主蔵内家の本家住宅の中心棟。桁行8間半・梁間4間の総2階建で、入母屋造の大屋根を載せる。建築年を文化庁は明治20年、築上町は明治39年頃とする。平成14年に登録有形文化財。
旧蔵内家住宅炊事場棟は、福岡県築上町の蔵内家本家で主屋の西に接続する大正5年の水まわりの棟。炊事場・台所・浴室・井戸などをまとめ、真壁造の建物に入母屋の大屋根と四方の下屋を重ねたにぎやかな外観をもつ。
旧蔵内家住宅茶室は、福岡県築上町の蔵内家本家で主屋の北に建つ大正8年建築の8畳の茶室。床の間の落掛に竹を用いた細い木割の数寄屋風の意匠で、築上町は煎茶様式の茶室と紹介している。屋根は当初檜皮葺で、現在は銅板葺である。
旧蔵内家住宅中門は、福岡県築上町の蔵内家本家で大玄関棟の北東に立つ大正10年の小さな門。玄関前と北側の庭園を結ぶ。間口1.8メートルの入母屋造銅板葺で、自然木の丸柱や丸太の垂木を用いた数寄屋風の造形をもつ。
旧蔵内家住宅便所は、福岡県築上町の蔵内家本家で屋敷南側の入口脇に立つ大正10年頃の便所。建築面積5.7平方メートルと12棟で最小だが、自然木の丸柱、丸太の垂木、墨壁の丸窓で数寄屋風に丁寧にまとめている。