丸屋とは:木下街道の鎌ケ谷宿に残る旅籠

丸屋(まるや)は、千葉県鎌ケ谷市鎌ケ谷の木下街道の鎌ケ谷宿に建つ、もと旅籠の建物で、明治30年(1897年)頃の丸屋と丸屋離れの2件が令和2年(2020年)8月17日に登録有形文化財に登録された。

文化庁の記録では、所有者はののビレッジ株式会社である。

鎌ケ谷市によると、同じ日に登録された澁谷家住宅とともに、鎌ケ谷市で初めての登録有形文化財である。

旅籠から住まいへ

鎌ケ谷市によると、丸屋は江戸時代に木下街道沿いにあった鎌ケ谷宿の旅籠で、明治26年(1893年)の火事で焼失し、明治30年(1897年)頃に再建された。

明治35年(1902年)にはすでに旅籠としての利用を終え、明治末期に改修されたのちは住居として使われ、さらに昭和31年(1956年)にアパートとして改修されて、現在の姿となった。

丸屋と丸屋離れ

文化庁によると、丸屋は桁行五間、梁間七間の木造2階建て、寄棟造、桟瓦葺で、柱や差物は太く重厚な造りである。正面入口の揚戸構えや庇など、宿場の面影を伝える。

丸屋離れは旧旅籠の東に建つ、桁行五間半、梁間三間の木造平屋建て、寄棟造、桟瓦葺の離れで、8畳と10畳を並べて両室に床と棚を設ける。文化庁は、小規模ながら良質の造作を多用する明治期の新座敷としている。

丸屋の見学

鎌ケ谷市によると、個人の住宅のため、敷地内は見学できない。

問い合わせは鎌ケ谷市生涯学習部文化・スポーツ課(047-445-1528)へ。

参考文献

文化庁 国指定文化財等データベース「丸屋」
https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails/101/00013353
文化庁 国指定文化財等データベース「丸屋離れ」
https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails/101/00013354
鎌ケ谷市「澁谷家住宅、丸屋が、鎌ケ谷市初の登録有形文化財に登録されました」
https://www.city.kamagaya.chiba.jp/kosodate-kyouiku/kyoikuindex/bunka_menu/sibuyakemaruya.html

最終更新日: 2026.09.29

基本情報

名称丸屋
所在地千葉県鎌ケ谷市鎌ケ谷4丁目17他
所有者ののビレッジ株式会社
指定登録有形文化財 2件
座標35.75662, 140.01217