冷泉荘とは
冷泉荘(旧八木アパート)は、福岡県福岡市博多区上川端町にある昭和33年(1958年)の集合住宅で、令和6年(2024年)12月3日に国の登録有形文化財(建造物)となった(文化庁)。読みは「れいぜんそう(きゅうやぎあぱーと)」。
文化庁の記録では、鉄筋コンクリート造地上5階地下1階建、塔屋付で、建築面積211平方メートル。平成23年(2011年)に改修されている。登録番号は40-0229である。
櫛田神社の北西に建つアパート
冷泉荘は、櫛田神社の北西にある集合住宅で、路地に北を向いて建つ(文化庁)。外壁はモルタル刷毛引仕上げで、階段室を挟んで住戸を配し、上の階は後退させてテラスとする。1階の南東部は、もとの共同浴場である。
経済産業省のまちづくりコラムによれば、所有する吉原住宅有限会社が平成18年(2006年)から一棟の再生事業に取り組んだ。全20室の部屋はアーティストらが手を入れて使い、住居だった部屋が事務所などに生まれ変わった。
登録有形文化財としての価値
文化庁は、旧博多部に残る戦後復興期の貴重な民間集合住宅として、「国土の歴史的景観に寄与しているもの」に登録した。
見どころ
上の階ほど後退するテラスの構えと、モルタル刷毛引の外壁、1階南東の旧共同浴場の位置に注目したい(文化庁)。
見学について
入居者のいる建物で、内部見学の受け入れについて公的な案内は確認できなかった。外観は路地から見ることになる。
Q&A
- 冷泉荘はいつ建てられましたか?
- 昭和33年(1958年)です(文化庁)。
- 冷泉荘はどこにありますか?
- 福岡市博多区上川端町、櫛田神社の北西にあります(文化庁)。
- 冷泉荘の特徴は?
- 上の階を後退させたテラスと、1階の旧共同浴場をもつ戦後の民間集合住宅です(文化庁)。
- 冷泉荘は今どう使われていますか?
- 再生事業を経て、アーティストらが部屋を事務所などに使っています(経済産業省)。
- 冷泉荘(旧八木アパート)が登録有形文化財になったのはいつですか?
- 令和6年(2024年)12月3日です(文化庁)。
基本情報
| 名称 | 冷泉荘(旧八木アパート)(れいぜんそう(きゅうやぎあぱーと)) |
|---|---|
| 所在地 | 福岡県福岡市博多区上川端町130-1他 |
| 指定区分 | 登録有形文化財(建造物) |
| 指定年 | 令和6年(2024年)12月3日登録 |
| 員数 | 1棟 |
| 寸法 | 鉄筋コンクリート造地上5階地下1階建、塔屋付、建築面積211㎡ |
| 所有者 | 吉原住宅有限会社 |
| 公開状況 | 入居者のいる建物(見学の案内なし) |
参考文献
- 冷泉荘(旧八木アパート)(国指定文化財等データベース)
- https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00015264
- 「古いからこそ面白い」築100年を目指すビンテージビルの取り組み(経済産業省 まちづくりコラム)
- https://www.meti.go.jp/policy/sme_chiiki/town_planning/machigenki/column/03_yoshihara.pdf
最終更新日: 2026.10.15