大黒屋旅館主屋とは

大黒屋旅館主屋は、岐阜県瑞浪市日吉町の中山道細久手宿にある安政6年(1859年)建築の木造2階建の旅館建築で、平成19年(2007年)5月15日に国の登録有形文化財(建造物)となった。読みは「だいこくやりょかんしゅおく」。明治維新以前は問屋と尾州家の定本陣を務めた家である(文化庁)。

文化庁の記録では、木造2階建、瓦葺、建築面積240平方メートル。登録番号は21-0109。瑞浪市によれば所有者は個人である。

細久手宿の尾州家定本陣

岐阜県観光連盟によれば、細久手宿は江戸から48番目の中山道の宿場で、歌川広重の「木曽街道六十九次」にも描かれている。東の大湫宿と西の御嶽宿の間が4里半と長く、旅人が難渋したために仮宿を設けたのが始まりという。

大黒屋は尾州家(尾張藩)の定本陣で、今も料理旅館を営んでおり、本卯建、玄関門、式台、上段の間などが往時のまま残されている(岐阜県観光連盟)。

登録有形文化財としての価値

大黒屋旅館主屋は「国土の歴史的景観に寄与しているもの」として登録された。文化庁の解説は、問屋と尾州家定本陣を務めた建物として、宿場の景観を伝えるものと評価している。

見どころ

大黒屋旅館主屋は旧中山道に南面して建つ。桁行7間、梁間9間の切妻造桟瓦葺で、正面に軒庇を付ける(文化庁)。

屋根の両妻には卯建を上げ、正面の外壁は腰を下見板張り、その上を黒漆喰塗りとしている(文化庁)。街道から見ると、両端の卯建と黒漆喰の壁が宿場の町並みに重厚な正面をつくっている。

宿泊と交通

大黒屋旅館主屋は現在も旅館として営業しており、内部は宿泊などで利用することになる(岐阜県観光連盟)。交通は、JR中央本線瑞浪駅からタクシーで約20分、中央自動車道瑞浪インターチェンジから車で約20分。所在地は瑞浪市日吉町7905番地の1。

Q&A

Q大黒屋旅館主屋はいつ建てられましたか?
A安政6年(1859年)です(文化庁)。
Q大黒屋旅館は江戸時代に何をしていましたか?
A中山道細久手宿の問屋と尾州家の定本陣を務めていました(文化庁)。
Q大黒屋旅館主屋の外観の特徴は?
A両妻に卯建を上げ、正面を腰下見板張りの上に黒漆喰塗りとした切妻造です(文化庁)。
Q大黒屋旅館は今も営業していますか?
A料理旅館として営業しています(岐阜県観光連盟)。
Q大黒屋旅館主屋が登録有形文化財になったのはいつですか?
A平成19年(2007年)5月15日です。

基本情報

名称大黒屋旅館主屋(だいこくやりょかんしゅおく)
所在地岐阜県瑞浪市日吉町7905-1
指定区分登録有形文化財(建造物)
指定年平成19年(2007年)5月15日登録
員数1棟
寸法木造2階建、瓦葺、建築面積240平方メートル
所有者個人(瑞浪市)
公開状況旅館として営業

参考文献

大黒屋旅館主屋(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00006175
大黒屋旅館主屋(瑞浪市)
https://www.city.mizunami.lg.jp/kankou_bunka/bunkazai/1001296/1002389.html
中山道 細久手宿(岐阜県観光連盟)
https://www.kankou-gifu.jp/spot/detail_3532.html

最終更新日: 2026.10.07