梅田家住宅(茗荷屋)とは

梅田家住宅(茗荷屋)は、岐阜県各務原市鵜沼西町の旧中山道鵜沼宿にある町家の屋敷で、江戸時代後期の主屋と昭和初期の離れ・土蔵の3棟が、平成18年(2006年)3月27日に国の登録有形文化財に登録された(文化庁)。登録名称はいずれも「梅田家住宅」で、各務原市は旅籠の屋号をとって茗荷屋梅田家住宅と呼んでいる。

各務原市によると、梅田家は江戸時代に茗荷屋の屋号で旅籠を営んだ家で、明治24年(1891年)の濃尾震災では、この辺りで唯一倒壊を免れた。主屋は今も江戸時代後期の建築を留め、文化庁は旧鵜沼宿で唯一近世にさかのぼる町家建築としている。

鵜沼宿の街道の南側には梅田家の家が2軒並ぶ。西隣(鵜沼西町1-529)の梅田家住宅は、主屋と離れが別の物件として登録されている。登録名称が同じため、このページでは屋号を添えて梅田家住宅(茗荷屋)と表記した。

3棟の配置

梅田家住宅(茗荷屋)の敷地は、旧中山道から南へ細長く延びる(文化庁)。街道に北面して主屋が建ち、その東に離れが接続して、街道に2つの入母屋破風を向ける。主屋と離れの南には中庭があり、敷地の南東の角に土蔵が北を向いて建つ(文化庁、各務原市)。

旧中山道に面した茗荷屋の梅田家住宅主屋の正面
旧中山道に面した茗荷屋の梅田家住宅主屋の正面Suikotei / CC BY-SA 4.0 / Wikimedia Commons

3棟とも登録の基準は「国土の歴史的景観に寄与しているもの」である。各務原市は平成20年(2008年)5月1日に、主屋、離れおよび塀、土蔵の3件を景観重要建造物とした。各棟の構造と意匠は、それぞれのページで扱う。

梅田家住宅(茗荷屋)の見学とアクセス

梅田家住宅(茗荷屋)は個人の住まいである。各務原市は鵜沼宿の古い家並みについて、どの建物も内部は非公開としており、見学は旧中山道からの外観に限られる。

各務原市の案内では、宿場の中ほどにある中山道鵜沼宿町屋館まで、名鉄各務原線の鵜沼宿駅から徒歩15分、JR高山本線の鵜沼駅と名鉄の新鵜沼駅から徒歩20分である。梅田家住宅(茗荷屋)は、町屋館から街道を西へ140メートルほど進んだ南側にある。町屋館は午前9時から午後5時まで無料で開館し、月曜日などが休館日である(2026年11月時点)。

参考文献

梅田家住宅主屋(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00005454
梅田家住宅離れ(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00005455
梅田家住宅土蔵(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00005456
梅田家住宅主屋(文化遺産オンライン)
https://online.bunka.go.jp/heritages/detail/170762
景観重要建造物(各務原市)
https://www.city.kakamigahara.lg.jp/shisei/shisaku/1008207/1008297/1008315.html
古い家並み(各務原市 中山道鵜沼宿)
https://www.city.kakamigahara.lg.jp/kankobunka/1010039/unuma/1004978/1005001.html
中山道鵜沼宿町屋館(各務原市)
https://www.city.kakamigahara.lg.jp/kankobunka/1010039/unuma/1004978/1004980.html

最終更新日: 2026.11.02

基本情報

名称梅田家住宅(茗荷屋)
所在地岐阜県各務原市鵜沼西町1-530
指定登録有形文化財 3件
座標35.40454, 136.93575