茗荷屋の梅田家住宅離れとは

梅田家住宅離れは、岐阜県各務原市鵜沼西町の旧中山道鵜沼宿にある昭和10年(1935年)頃の、旅籠茗荷屋を営んだ梅田家の茶室を備えた離れで、平成18年(2006年)3月27日に国の登録有形文化財(建造物)となった(文化庁)。読みは「うめだけじゅうたくはなれ」。

文化庁の記録では、構造は木造平屋建、瓦葺、建築面積は97平方メートルとされる。登録番号は21-0083である。

主屋の東に続く茶室のある離れ

梅田家住宅離れは、梅田家住宅主屋の東に接続して建つ木造平屋建で、北東の隅に茶室を配したL字形の平面をもつ。軒桁には化粧丸太を用いる(文化庁)。各務原市の解説では、茶室は四畳半である。

南側には主屋との間に中庭があり、中庭に面した廊下はガラス戸とする。欄間には曇りガラスと透明ガラスを交互にはめ、廊下の西南の隅には円窓を開ける(文化庁)。各務原市はこの窓を丸い下地窓と説明している。

登録有形文化財としての価値

文化庁は梅田家住宅離れを、旧街道に向けて2つの入母屋破風を見せる特色ある外観をもつ建物とし、「国土の歴史的景観に寄与しているもの」として登録した。

各務原市も黒漆喰塗りの外壁と、街道に見せる2つの入母屋造の破風を特徴に挙げ、平成20年(2008年)に離れと付属の塀を景観重要建造物とした。塀は瓦葺の土塀で、街道に面して隣家の塀と連なる。

見どころ

梅田家住宅離れで外から見えるのは、街道側の2つの入母屋破風と黒漆喰の壁である。主屋の切妻屋根の東に、破風を街道へ向けた屋根が2つ並び、平屋ながら変化のある軒の線をつくっている。

茶室や中庭まわりの欄間・円窓は内部の意匠で、通りからは見えない。

見学について

梅田家住宅離れは梅田家の住まいの一部で、内部は公開されていない(各務原市)。旧中山道から、主屋の東に連なる外観と土塀を見ることができる。

Q&A

Q茗荷屋の梅田家住宅離れはいつ建てられましたか?
A昭和10年(1935年)頃です(文化庁)。
Q梅田家住宅離れ(茗荷屋)にはどんな部屋がありますか?
A北東の隅に四畳半の茶室を配したL字形の平屋で、中庭に面して廊下がめぐります(文化庁、各務原市)。
Q梅田家住宅離れ(茗荷屋)の外観の特徴は?
A旧中山道に向けて2つの入母屋破風を見せ、外壁は黒漆喰塗りです(文化庁、各務原市)。
Q梅田家住宅離れ(茗荷屋)の茶室は見学できますか?
A内部は非公開で、見られるのは街道からの外観です(各務原市)。
Q梅田家住宅離れが登録有形文化財になったのはいつですか?
A平成18年(2006年)3月27日です(文化庁)。

基本情報

名称梅田家住宅離れ(うめだけじゅうたくはなれ)
所在地岐阜県各務原市鵜沼西町1-530
指定区分登録有形文化財(建造物)
指定年平成18年(2006年)3月27日登録
員数1棟
寸法木造平屋建、瓦葺、建築面積97㎡
所有者文化庁データベースに記載なし(個人の住まい)
公開状況外観のみ(内部非公開)

参考文献

梅田家住宅離れ(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00005455
梅田家住宅離れ(文化遺産オンライン)
https://online.bunka.go.jp/heritages/detail/185363
景観重要建造物(各務原市)
https://www.city.kakamigahara.lg.jp/shisei/shisaku/1008207/1008297/1008315.html
古い家並み(各務原市 中山道鵜沼宿)
https://www.city.kakamigahara.lg.jp/kankobunka/1010039/unuma/1004978/1005001.html

最終更新日: 2026.11.02