分福酒造店舗とは

分福酒造店舗は、群馬県館林市仲町の旧城下南西部にある江戸時代末期の木造2階建の造り酒屋の店舗で、平成10年(1998年)1月16日に国の登録有形文化財(建造物)となった。読みは「ぶんぶくしゅぞうてんぽ」。現在は「毛塚記念館」として保存・活用されている(文化庁、館林市教育委員会)。

文化庁の記録では、木造2階建、瓦葺、建築面積61平方メートル。登録番号は10-0025で、所有者は分福酒造株式会社である。

毛塚家と分福酒造

館林市教育委員会によれば、分福酒造(毛塚家)は文政8年(1825年)創業の造り酒屋で、この店舗は江戸時代末から使われてきた。建物の脇には「龍水の井戸」と呼ばれる井戸があり、かつて「龍水」という銘柄の清酒を造って売っていた。里沼の水源となる良質な地下水によって、城下町に酒造業が発達したという。

群馬県の地酒紹介によれば、同社は「丸木屋本店」の屋号で酒造りを始め、昭和29年(1954年)に「分福酒造」と改名した。社名は「福を分ける」という縁起のよさと、館林に伝わる「分福茶釜」の伝説にちなむ。

登録有形文化財としての価値

分福酒造店舗は「国土の歴史的景観に寄与しているもの」として登録された。文化庁の解説は、館林城下に現存する数少ない本格的な町家の一つで、使われている木材の質も高く、保存状況がよく往時の雰囲気をよく伝えていると評価している。

日本遺産「里沼(SATONUMA)」の構成文化財の一つでもある(館林市教育委員会)。

見どころ

分福酒造店舗は瓦葺の切妻造の木造2階建で、1階を開放的にして2階を格子にするなど、町家の特徴をよく備える(文化庁、館林市教育委員会)。

建物の脇に残る「龍水の井戸」は、かつての銘柄名の由来となった井戸である(館林市教育委員会)。良質な地下水に支えられた城下町の酒造りの歴史を、店舗と井戸があわせて伝えている。

見学について

分福酒造店舗は「毛塚記念館」として保存・活用されているが、公開日や開館時間についての公的な案内は確認できなかった。所在地は館林市仲町2626-1で、館林の「歴史の小径」沿いにある。

Q&A

Q分福酒造店舗はいつ建てられましたか?
A江戸時代末期です(文化庁)。
Q分福酒造はいつ創業しましたか?
A文政8年(1825年)で、昭和29年に「分福酒造」と改名しました(館林市教育委員会、群馬県)。
Q分福酒造店舗の外観の特徴は?
A1階を開放的にし2階を格子にするなど、町家の特徴をよく備えています(文化庁)。
Q「龍水の井戸」とは何ですか?
A建物の脇にある井戸で、かつて「龍水」という銘柄の清酒を造っていました(館林市教育委員会)。
Q分福酒造店舗が登録有形文化財になったのはいつですか?
A平成10年(1998年)1月16日です(告示は同年2月12日)。

基本情報

名称分福酒造店舗(ぶんぶくしゅぞうてんぽ)
所在地群馬県館林市仲町2626-1
指定区分登録有形文化財(建造物)
指定年平成10年(1998年)1月16日登録
員数1棟
寸法木造2階建、瓦葺、建築面積61平方メートル
所有者分福酒造株式会社
公開状況毛塚記念館として保存活用(公開日は要確認)

参考文献

分福酒造店舗(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00000428
分福酒造店舗(日本遺産ポータルサイト)
https://japan-heritage.bunka.go.jp/ja/culturalproperties/result/4186/
分福酒造(ぐんまの地酒 群馬県)
https://www.pref.gunma.jp/site/sake/500072.html

最終更新日: 2026.10.09