江沼神社長流亭とは
江沼神社長流亭は、石川県加賀市大聖寺八間道にある宝永6年(1709年)の大聖寺藩主の休息所で、昭和9年(1934年)1月30日に国の重要文化財に指定された(文化庁)。読みは「えぬまじんじゃちょうりゅうてい」。

文化庁の記録では、桁行9.5メートル・梁間8.4メートル、一重、寄棟造・こけら葺で、南面に玄関、東面に土庇が付く。指定番号は00937である。
文化庁の記録にある昭和9年(1934年)の指定日は、旧法による指定の日付である。
藩主が茶や釣りを楽しんだ休息所
加賀市観光交流機構によれば、長流亭は大聖寺藩の3代藩主前田利直が休息所として川のほとりに建てたもので、藩主たちが茶をたしなんだり、肘掛窓から魚釣りを楽しんだりしたという。
石川県の資料によれば、江戸時代の大聖寺は、庭園や長流亭を備える藩邸を中心に、武家屋敷や町屋、寺院などが建ち並ぶ城下町であった。
重要文化財としての価値
文化庁の記録に解説文はなく、宝永6年(1709年)という年代と寄棟造・こけら葺の構造が指定の内容を伝える。
こけら葺の寄棟屋根
桁行9.5メートル、梁間8.4メートルの一重・寄棟造・こけら葺で、南面に玄関、東面に土庇を付ける(文化庁)。
見どころ
川のほとりに建つこけら葺の寄棟屋根の姿が見どころである(文化庁、加賀市観光交流機構)。
見学について
江沼神社が所有する(文化庁)。加賀市観光交流機構によれば、長流亭の見学は9時から16時(11月から2月は15時まで)、入場料400円で要予約、年末年始と祭礼時は休み、問い合わせは0761-72-0043。長流亭・竹涇館・梅花庵は江沼神社のページにまとめている。
Q&A
- 長流亭はいつ建てられましたか?
- 宝永6年(1709年)です(文化庁)。
- 誰が建てましたか?
- 大聖寺藩3代藩主の前田利直が休息所として建てたとされます(加賀市観光交流機構)。
- 何に使われましたか?
- 藩主たちが茶をたしなんだり、肘掛窓から魚釣りを楽しんだりしたといいます(加賀市観光交流機構)。
- 見学できますか?
- 要予約で、9時から16時(冬季は15時まで)、入場料400円です(加賀市観光交流機構)。
- 江沼神社長流亭が重要文化財に指定されたのはいつですか?
- 昭和9年(1934年)1月30日です(文化庁)。
基本情報
| 名称 | 江沼神社長流亭(えぬまじんじゃちょうりゅうてい) |
|---|---|
| 所在地 | 石川県加賀市大聖寺八間道55 |
| 指定区分 | 重要文化財(建造物) |
| 指定年 | 昭和9年(1934年)1月30日指定 |
| 員数 | 1棟 |
| 寸法 | 桁行9.5m、梁間8.4m、一重、寄棟造、こけら葺 |
| 所有者 | 江沼神社 |
| 公開状況 | 長流亭 9時〜16時(冬季は15時まで)、400円、要予約(加賀市観光交流機構) |
参考文献
- 江沼神社長流亭(国指定文化財等データベース)
- https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/102/789
- 大聖寺藩 もうひとつの前田家(加賀市観光情報センター・加賀市観光交流機構、2025年5月)
- https://tabimati.net/lsc/upfile/pamphlet/0000/0015/15_1_file.pdf
最終更新日: 2026.10.24