旧南部家別邸主屋とは

旧南部家別邸主屋は、岩手県盛岡市愛宕町にある明治41年(1908年)の旧大名家の別邸で、平成25年(2013年)12月24日に国の登録有形文化財(建造物)となった(文化庁)。読みは「きゅうなんぶけべっていしゅおく」。

文化庁の記録では、木造平屋建、瓦葺で、建築面積453平方メートル。昭和55年(1980年)に改修されている。登録番号は03-0083である。

旧盛岡藩主南部家の別邸

盛岡市によれば、旧南部家別邸は明治41年(1908年)、明治維新後に華族となった旧盛岡藩主南部家の別邸として新築された建物で、設計監修は東京駅や岩手銀行(旧盛岡銀行)旧本店本館などを手がけた葛西萬司である。その後、岩手県産業文化館、盛岡市産業文化館、盛岡市公民館と用途を変え、昭和55年(1980年)の改修で現在の姿となった。

敷地に南面して建つ寄棟造・桟瓦葺の平屋で、正面の中央に入母屋造の大玄関を構える(文化庁)。

登録有形文化財としての価値

文化庁は、玄関の西側を簓子下見板張りに出格子を設け、東側を鎧下見に半円アーチの上げ下げ窓を連ねる対照的な外観とし、内部にも上質な和洋の意匠を織り交ぜた旧大名家の別邸であるとして、「造形の規範となっているもの」に登録した。

見どころ

玄関を境に和と洋が分かれる正面の外観が見どころである(文化庁)。盛岡市によれば、南部利淳が整えた旧南部氏別邸庭園(国の登録記念物)は、旧別邸の大広間から座って眺めることを重視した回遊式庭園である。

見学について

盛岡市によれば、旧南部家別邸は中央公民館別館として、茶道や書道などの文化活動の場に有償で貸し出されている。同じ敷地の重要文化財旧中村家住宅や旧南部氏別邸庭園とあわせて見学できる。

Q&A

Q旧南部家別邸はいつ建てられましたか?
A明治41年(1908年)です(文化庁、盛岡市)。
Q旧南部家別邸は誰が設計しましたか?
A東京駅などを手がけた葛西萬司が設計を監修しました(盛岡市)。
Q旧南部家別邸の見どころは?
A玄関を境に和風と洋風が対照的に分かれる正面の外観です(文化庁)。
Q旧南部家別邸は今どう使われていますか?
A盛岡市中央公民館の別館として、文化活動の場に使われています(盛岡市)。
Q旧南部家別邸主屋が登録有形文化財になったのはいつですか?
A平成25年(2013年)12月24日です(文化庁)。

基本情報

名称旧南部家別邸主屋(きゅうなんぶけべっていしゅおく)
所在地岩手県盛岡市愛宕町468-1他
指定区分登録有形文化財(建造物)
指定年平成25年(2013年)12月24日登録
員数1棟
寸法木造平屋建、瓦葺、建築面積453㎡
所有者盛岡市
公開状況中央公民館別館として利用(盛岡市)

参考文献

旧南部家別邸主屋(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00009695
盛岡市中央公民館の文化財等保存活用計画(盛岡市)
https://www.city.morioka.iwate.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/048/506/hozonkeikaku.pdf

最終更新日: 2026.10.20