岩手県公会堂とは
岩手県公会堂は、岩手県盛岡市内丸にある昭和2年(1927年)竣工の鉄筋コンクリート造の公会堂で、平成18年(2006年)10月18日に国の登録有形文化財(建造物)となった。読みは「いわてけんこうかいどう」。県の公会堂条例に基づく施設として、現在も大ホールや貸会議室が使われている(岩手県)。
文化庁の記録では、鉄筋コンクリート造地上2階地下1階建、建築面積1580平方メートル、塔屋付き。登録番号は03-0061。所有者は記録に記載がないが、岩手県の施設で、指定管理者が運営している(岩手県)。
公会堂の成り立ち
公会堂の見学ガイドによれば、岩手県公会堂は当時皇太子だった昭和天皇の成婚を祝い、大正12年(1923年)に県議会で建設が決議された。創建時は県会議事堂、大ホール、西洋料理店、皇族の宿泊所という4つの用途を備えていた。設計は日比谷公会堂や早稲田大学大隈講堂で知られる佐藤功一である。
同じガイドによれば、昭和3年(1928年)の陸軍特別大演習の際には昭和天皇を迎えた部屋が設けられた。昭和40年(1965年)に県会議事堂が新築移転し、平成16年(2004年)に県民の意見を受けて全面保存が決まった。
登録有形文化財としての価値
岩手県公会堂は「国土の歴史的景観に寄与しているもの」として登録された。文化庁の解説は、中央に6層の塔屋を設け、外壁をスクラッチタイル貼りとし、外に柱形を現して垂直性を強調した構成を挙げている。
見どころ
岩手県公会堂は敷地の中央にほぼ南面して建ち、間口44メートル、奥行48メートルの規模で、陸屋根の2階建とする。玄関の奥を階段室、その奥を中庭とし、後部に大ホールを置く(文化庁)。正面に立つと、中央の塔屋と、柱形が縦に走るスクラッチタイルの外壁が建物の印象をつくっている。
見学ガイドは、美しいレリーフや優雅な曲線のバルコニーなど、アール・デコ様式の意匠が当時の面影を残していると紹介している。岩手県によれば、2階の資料展示室では公会堂の歴史を伝える常設展示を行っている。
見学について
岩手県公会堂の開館時間は午前9時から午後9時30分、休館日は毎月第3月曜日と年末年始(12月29日〜1月3日)である(見学ガイド)。見学者用の駐車場はなく、近くの駐車場を使う。盛岡駅からは徒歩で約30分、バスでは「県庁・市役所前」で降りる。所在地は盛岡市内丸11-2、電話は019-623-4681。
Q&A
- 岩手県公会堂はいつ建てられましたか?
- 昭和2年(1927年)に竣工しました(文化庁、見学ガイド)。
- 岩手県公会堂は誰が設計しましたか?
- 日比谷公会堂や大隈講堂で知られる佐藤功一です(公会堂の見学ガイド)。
- 岩手県公会堂の建物の特徴は?
- 中央に6層の塔屋を設け、スクラッチタイル貼りの外壁に柱形を現して垂直性を強調しています(文化庁)。
- 岩手県公会堂は見学できますか?
- 開館時間は午前9時から午後9時30分で、毎月第3月曜日と年末年始が休館です。見学者用の駐車場はありません(見学ガイド)。
- 岩手県公会堂が登録有形文化財になったのはいつですか?
- 平成18年(2006年)10月18日です。
基本情報
| 名称 | 岩手県公会堂(いわてけんこうかいどう) |
|---|---|
| 所在地 | 岩手県盛岡市内丸11-2 |
| 指定区分 | 登録有形文化財(建造物) |
| 指定年 | 平成18年(2006年)10月18日登録 |
| 員数 | 1棟 |
| 寸法 | 鉄筋コンクリート造地上2階地下1階建、建築面積1580平方メートル、塔屋付 |
| 所有者 | 岩手県(文化庁の記録に記載なし) |
| 公開状況 | 開館(午前9時〜午後9時30分、第3月曜・年末年始休館) |
参考文献
- 岩手県公会堂(国指定文化財等データベース)
- https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00005729
- 岩手県公会堂 管理運営状況評価シート(岩手県)
- https://www.pref.iwate.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/087/481/koukaido.pdf
最終更新日: 2026.10.06