村尾家住宅石垣とは

村尾家住宅石垣は、香川県高松市西植田町にある明治30年(1897年)頃に築かれた延長約35mの石造の石垣で、平成15年(2003年)に登録有形文化財に登録された。

村尾家住宅石垣は屋敷の南の前庭に築かれ、長さは約35m、高さは約2mある。員数は1基で、村尾家住宅の6件のうち建物ではない唯一の登録物件である。

村尾家住宅石垣が登録された理由

村尾家住宅石垣の登録基準は「再現することが容易でないもの」である。村尾家住宅の6件のうち、この基準で登録されたのは村尾家住宅石垣だけになる。

文化庁の解説は、村尾家住宅石垣が村尾家住宅長屋門とともに屋敷の正面を豪壮に仕上げていると評している。精緻な飾り石の組み方を含め、同じものを今つくり直すのは難しいという判断である。

村尾家住宅石垣の見どころ

村尾家住宅石垣は谷積風に積まれている。石を斜めに据え、下の段の石のあいだの谷に上の石を落とし込むため、目地は横に通らず菱形に連なる。最上段は細長い葛石で端正に見切っている。

中央から少し東に寄ったところに、瓢箪型や扇型に加工した飾り石が精緻に組み込まれている。積み石の菱形の目地の中に、形の違う石がはめ込まれた部分を探したい。

両端の納め方も東西で違う。東側は地形に合わせて天端に勾配がつき、西側は一段下がってから鍵の手に折れ曲がる。

村尾家住宅石垣の見学

村尾家住宅石垣は個人の屋敷の前庭にあり、見学の受け入れについての案内は見つからなかった。前庭に入ったり石垣に上ったりせず、外から眺めるにとどめてほしい。撮影の決まりは公表されていない。屋敷への行き方と見学の心得は村尾家住宅のページにまとめてある。

Q&A

Q村尾家住宅石垣の大きさはどのくらいですか?
A長さ約35m、高さ約2mで、屋敷の南の前庭に築かれています。
Q村尾家住宅石垣はどのように積まれていますか?
A谷積風に積み、最上段を葛石で見切っています。東側は地形なりに勾配がつき、西側は一段下がって鍵型に折れます。
Q村尾家住宅石垣の飾り石とは何ですか?
A中央の東寄りに、瓢箪型や扇型に加工した石が精緻に組み込まれています。
Q村尾家住宅石垣はなぜ登録有形文化財になったのですか?
A平成15年(2003年)3月18日に「再現することが容易でないもの」として登録されました。長屋門とともに屋敷の正面を豪壮に仕上げていると評価されています。
Q村尾家住宅石垣は近くで見られますか?
A個人の屋敷の前庭にあり、見学の案内は見つかりませんでした。前庭に入らず、外から眺めてください。

基本情報

名称村尾家住宅石垣
所在地香川県高松市西植田町字清定3186
指定区分登録有形文化財(建造物)
指定年2003年3月18日(平成15年)登録
員数1基
寸法延長約35m、高さ約2m
所有者個人
公開状況公開の案内なし(個人の住宅)

参考文献

国指定文化財等データベース(文化庁)村尾家住宅石垣
https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails/101/00003321
文化遺産オンライン 村尾家住宅石垣
https://online.bunka.go.jp/heritages/detail/140591
香川県 香川県内の登録有形文化財
https://www.pref.kagawa.lg.jp/kenkyoui/shogaigakushu/bunkazai/culturalassets/culturalassets_16.html

最終更新日: 2026.10.14