村尾家住宅主屋とは

村尾家住宅主屋は、香川県高松市西植田町にある天保13年(1842年)上棟の木造平屋建の農家の主屋で、平成15年(2003年)に登録有形文化財に登録された。

村尾家住宅主屋は屋敷の敷地の奥に南を正面として建ち、建築面積は204㎡ある。正面の長さにあたる桁行は約21mに及ぶ。文化庁の解説はこの規模を雄大と評し、山裾に屋敷を構えた旧家の中心となる建物と位置づけている。

村尾家住宅主屋が登録された理由

村尾家住宅主屋の登録基準は「国土の歴史的景観に寄与しているもの」である。

年代の確かさも村尾家住宅主屋の特徴である。屋根裏の小屋組の部材に墨書が残り、そこから天保13年に棟が上がったことがわかった。屋敷のほかの5件が明治30年(1897年)頃とされるのに対し、主屋は上棟の年まで文字資料で押さえられている。

外まわりの壁や建具まわりは後に改修されているが、柱や梁といった軸部はよく残る。文化庁はこの点を挙げ、江戸時代後期の農家の骨組みを伝える建物として評価している。

村尾家住宅主屋の見どころ

村尾家住宅主屋の屋根は、讃岐地方の民家に見られる四方蓋造である。中央の本屋根を寄棟造として鉄板で葺き、その四方に瓦葺の下屋を廻している。

外から見ると、鉄板の本屋根の裾を瓦の下屋がぐるりと取り巻き、屋根が上下二段に重なって見える。登録の構造欄が「鉄板葺及び瓦葺」と二つの材料を並べているのは、この上下の葺き分けによる。

桁行約21mの長さは、南に向かい合う村尾家住宅長屋門とほぼ同じである。屋敷の奥と手前に、同じ長さの二つの建物が並ぶ。

村尾家住宅主屋の見学

村尾家住宅主屋は個人の住まいで、内部を公開しているという案内は見つからなかった。敷地の奥に建つため、外からどこまで見えるかも確かめられていない。敷地には入らず、撮影では住む人の暮らしが写り込まないよう配慮してほしい。屋敷への行き方と見学の心得は村尾家住宅のページにまとめてある。

Q&A

Q村尾家住宅主屋はいつ建てられましたか?
A小屋組の部材に残る墨書から、天保13年(1842年)に上棟したことがわかっています。
Q村尾家住宅主屋の四方蓋造とはどんな屋根ですか?
A中央の寄棟造の本屋根を鉄板で葺き、その四周に瓦葺の下屋を廻した形式で、讃岐地方の民家に見られます。
Q村尾家住宅主屋の大きさはどのくらいですか?
A建築面積は204㎡、桁行は約21mです。
Q村尾家住宅主屋はなぜ登録有形文化財になったのですか?
A平成15年(2003年)3月18日に「国土の歴史的景観に寄与しているもの」として登録されました。外まわりは改修されていますが、軸部がよく残ることが評価されています。
Q村尾家住宅主屋の内部は見学できますか?
A個人の住まいで、内部公開の案内は見つかりませんでした。敷地には立ち入らないでください。

基本情報

名称村尾家住宅主屋
所在地香川県高松市西植田町字清定3186
指定区分登録有形文化財(建造物)
指定年2003年3月18日(平成15年)登録
員数1棟
寸法建築面積204㎡、桁行約21m
所有者個人
公開状況公開の案内なし(個人の住宅)

参考文献

国指定文化財等データベース(文化庁)村尾家住宅主屋
https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails/101/00003316
文化遺産オンライン 村尾家住宅主屋
https://online.bunka.go.jp/heritages/detail/179536
香川県 香川県内の登録有形文化財
https://www.pref.kagawa.lg.jp/kenkyoui/shogaigakushu/bunkazai/culturalassets/culturalassets_16.html

最終更新日: 2026.10.14