大川酒店とは

大川酒店は、香川県善通寺市上吉田町の本郷通りに面して建つ、明治34年(1901年)に建てられた木造2階建の造り酒屋の店舗兼主屋で、平成9年(1997年)7月15日に国の登録有形文化財(建造物)となった。読みは「おおかわさけてん」(文化庁、善通寺市)。

文化庁の記録では、木造2階建、瓦葺、建築面積182平方メートルで、登録番号は37-0008である。善通寺市の文化財一覧では個人の所有とされている(善通寺市)。

「清酒五岳」の造り酒屋

善通寺市デジタルミュージアムによれば、大川酒店は本郷通りの南側にどっしりとした構えを見せる建物で、明治34年頃に建てられた。ここで「清酒五岳」を造り始めたのは大正12年(1923年)で、屋敷内には精米所や醸造蔵もあった。

大川酒店の西側には、昭和12年(1937年)に応接間として建てられた木造2階建の洋館(大川家住宅)があり、和風の母屋と洋館が隣り合う姿は当時の大川酒店の勢いを伝える(善通寺市)。洋館も同日に登録有形文化財となった(文化庁)。

登録有形文化財としての価値

大川酒店は「国土の歴史的景観に寄与しているもの」として登録された。文化庁の解説は、2階の立ちが高く屋根にむくりを付けた重厚な外観から、旧家を思わせる佇まいの酒店として広く知られていると評価している。

見どころ

文化庁によれば、大川酒店は道に面した平入の2階建で、2階部分を黒漆喰塗りとし、正面に大正12年から造る酒の銘柄を描く。

善通寺市は、大川酒店の波の棟飾りと、正面および東側の鏝絵が描かれた漆喰壁を見事なものとして紹介している。

見学について

大川酒店は個人所有の建物で、営業や内部公開の状況は確認できない。見学は本郷通りからの外観にとどめたい。所在地は善通寺市上吉田町3-7-20、JR善通寺駅から本郷通りを歩いて約13分で、周辺には古い家並みが残る(善通寺市)。

Q&A

Q大川酒店はいつ建てられましたか?
A明治34年(1901年)です(文化庁、善通寺市)。
Qどんなお酒を造っていましたか?
A大正12年(1923年)から「清酒五岳」を造り始めました(善通寺市)。
Q外観の特徴は?
A2階を黒漆喰塗りとして正面に酒の銘柄を描き、屋根にむくりを付けた重厚な姿です。波の棟飾りや鏝絵も見どころです(文化庁、善通寺市)。
Q隣の洋館は?
A昭和12年(1937年)に応接間として建てられた大川家住宅で、これも登録有形文化財です(善通寺市、文化庁)。
Q大川酒店が登録有形文化財になったのはいつですか?
A平成9年(1997年)7月15日です。

基本情報

名称大川酒店(おおかわさけてん)
所在地香川県善通寺市上吉田町3-7-20
指定区分登録有形文化財(建造物)
指定年平成9年(1997年)7月15日登録
員数1棟
寸法木造2階建、瓦葺、建築面積182平方メートル
所有者個人(善通寺市の文化財一覧による)
公開状況外観のみ(内部公開の情報なし)

参考文献

大川酒店(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00000273
大川家住宅(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00000274
大川酒店・大川邸(善通寺市デジタルミュージアム)
https://www.city.zentsuji.kagawa.jp/soshiki/50/digi-m-culture-detail-047-index.html
善通寺市の文化財(善通寺市)
https://www.city.zentsuji.kagawa.jp/soshiki/50/bunkazai.html

最終更新日: 2026.10.11