瀬川酒店主屋とは
瀬川酒店主屋は、香川県善通寺市上吉田町の、JR善通寺駅から西へ延びる駅前通りに南面して建つ、大正6年(1917年)の木造2階建の塗屋造の店舗で、平成14年(2002年)2月14日に国の登録有形文化財(建造物)となった。読みは「せがわさけてんしゅおく」(文化庁)。
文化庁の記録では、木造2階建、瓦葺、建築面積100平方メートルで、登録番号は37-0090である。善通寺市の文化財一覧では個人の所有とされる。
「師団一」の酒店
善通寺市デジタルミュージアムによれば、瀬川酒店はJR善通寺駅から続く片原町の表通り、市役所の向かいにあり、明治31年(1898年)に琴平の榎井にある丸尾酒店の支店として始まった。大正6年(1917年)に現在の建物を棟上げし、続いて北倉・西倉・東倉を増築した。
同館によれば、かつては酒造りも行い、日露戦争の凱旋時に初代師団長の乃木希典が八幡神社に奉納した酒をほめたことから「師団一」の名で販売した。第二次世界大戦末期に原料の米がなくなって酒造りをやめたが、改造を重ねながらも昔ながらの店構えを保ってきた。
登録有形文化財としての価値
瀬川酒店主屋は「国土の歴史的景観に寄与しているもの」として登録された。文化庁の解説は、長大な入母屋造本瓦葺の屋根を通り沿いに見せ、「師団一」の銘柄とともに広く親しまれているとしている。
見どころ
文化庁によれば、瀬川酒店主屋は善通寺市役所の向かいに建ち、間口8間ほどの、虫籠窓を開けたつし2階建の塗屋造の店舗である。棟梁は音田定吉と伝える。
瀬川酒店主屋は本瓦葺の入母屋造で、市はどっしりした昔ながらの店構えと紹介している(善通寺市)。
見学について
瀬川酒店主屋は個人所有の建物で、営業や内部公開の状況は確認できない。見学は通りからの外観にとどめたい。所在地は善通寺市上吉田町1-4-10。駅前からこの通りには古い建物が多く残る(善通寺市)。瀬川酒店の登録有形文化財2件はグループページ「瀬川酒店」にまとめている。
Q&A
- 瀬川酒店主屋はいつ建てられましたか?
- 大正6年(1917年)です(文化庁、善通寺市)。
- 「師団一」とは?
- 初代師団長乃木希典がほめた酒にちなむ、瀬川酒店の酒の銘柄です(善通寺市)。
- 外観の特徴は?
- 虫籠窓を開けたつし2階建の塗屋造で、長大な入母屋造本瓦葺の屋根を通りに見せます(文化庁)。
- 内部は見学できますか?
- 個人所有の建物で、公開の情報は確認できません。
- 瀬川酒店主屋が登録有形文化財になったのはいつですか?
- 平成14年(2002年)2月14日です。
基本情報
| 名称 | 瀬川酒店主屋(せがわさけてんしゅおく) |
|---|---|
| 所在地 | 香川県善通寺市上吉田町1-4-10 |
| 指定区分 | 登録有形文化財(建造物) |
| 指定年 | 平成14年(2002年)2月14日登録 |
| 員数 | 1棟 |
| 寸法 | 木造2階建、瓦葺、建築面積100平方メートル |
| 所有者 | 個人(善通寺市の文化財一覧による) |
| 公開状況 | 外観のみ(公開情報なし) |
参考文献
- 瀬川酒店主屋(国指定文化財等データベース)
- https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00002692
- 瀬川酒店東蔵(国指定文化財等データベース)
- https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00002826
- 瀬川酒店(善通寺市デジタルミュージアム)
- https://www.city.zentsuji.kagawa.jp/soshiki/50/digi-m-culture-detail-046-index.html
- 善通寺市の文化財(善通寺市)
- https://www.city.zentsuji.kagawa.jp/soshiki/50/bunkazai.html
最終更新日: 2026.10.12