箱崎神社本殿とは:クスノキを用いた地方色の濃い室町後期の本殿
箱崎神社本殿(はこざきじんじゃほんでん)は、鹿児島県伊佐市菱刈市山の箱崎神社にある室町時代後期の本殿で、平成元年(1989年)5月19日に重要文化財に指定された。
文化庁の記録では、三間社流見世棚造、桟瓦葺で、所有者は箱崎神社である。
文化庁によると、市山の地が筑前国の筥崎宮の神領だったことから、筥崎八幡宮を勧請して神社を建てたという。
箱崎神社本殿の構造
文化庁の解説によると、三間社流造の社殿で、建築年代を確定する資料はないが、室町時代後期の建築様式を示している。
柱や組物などの主な部材にクスノキを用い、向拝の各柱間に入る頭貫を唐破風状につくる。こうした点は九州地方の古建築に見られる地方色である。
箱崎神社本殿の見どころ
文化庁は、南九州地方に数少ない中世の建築の一つで、細部に地方色を濃厚にもつ建築として価値があるとしている。
伊佐市によると、本殿正面の扉上の蟇股や虹梁などに室町時代の様式がうかがわれ、16世紀初めの建築と考えられる。本殿の中の宮殿は、中世に中国から伝わった新しい技術で建てられている。伊佐市は、元寇の役の従軍者を代表して丸山・淵之上・赤池の三家の祖先が筥崎宮から分霊して市山に勧請したと伝えている。
箱崎神社本殿の見学方法
見学の条件についての公的な案内は確認できなかった。参拝の際は、社殿を傷つけないよう配慮したい。
問い合わせは伊佐市教育委員会へ。
Q&A
- 箱崎神社本殿はいつ建てられたのですか?
- 室町時代後期の建物で、伊佐市は16世紀初めの建築と考えています。
- 箱崎神社本殿の地方色とは?
- 主な部材にクスノキを用い、向拝の頭貫を唐破風状につくる点で、九州地方の古建築に見られる特徴です。
- 箱崎神社の名前の由来は?
- 市山の地が筑前国の筥崎宮の神領だったことから、筥崎八幡宮を勧請したためです。
- 箱崎神社本殿の形式は?
- 三間社流見世棚造、桟瓦葺です。
- 箱崎神社本殿はいつ重要文化財に指定されましたか?
- 平成元年(1989年)5月19日に指定されました。
基本情報
| 名称 | 箱崎神社本殿(はこざきじんじゃほんでん) |
|---|---|
| 所在地 | 鹿児島県伊佐市菱刈市山 |
| 指定区分 | 重要文化財(建造物) |
| 指定年 | 平成元年(1989年)5月19日指定 |
| 員数 | 1棟 |
| 寸法 | 三間社流見世棚造、桟瓦葺 |
| 所有者 | 箱崎神社 |
| 公開状況 | 公的な見学案内は確認できず |
参考文献
最終更新日: 2026.09.28