ヒガンザクラ自生南限地とは:栗野岳の中腹に自生するエドヒガンの南限

ヒガンザクラ自生南限地(ひがんざくらじせいなんげんち)は、鹿児島県姶良郡湧水町の栗野岳の中腹にある、ヒガンザクラ(エドヒガン)の自生の南限地で、大正12年(1923年)3月7日に国の天然記念物に指定された。

文化庁の記録では、指定基準は「著しい植物分布の限界地」にあたる。指定時の説明によると、栗野岳の山腹に多数の彼岸桜が生え、この桜の自生の南限として著しいものである。

鹿児島県立博物館は、ヒガンザクラの自生南限地として指定されたが、正しくは「エドヒガン」であると説明している。

ヒガンザクラ自生南限地の自生地

湧水町によると、自生地は吉松駅から東南東へ約9キロメートル、栗野岳の中腹の雑木林の中にある。エドヒガンは日本では本州の中部から西に自生しており、ここはその南限である。大正初年に発見された。

湧水町によると、葉はヤマザクラより小さく丸みを帯び、木の肌は灰色で黒茶の点々があり、皮が縦に裂ける。花はピンクと白の2種類がある。

ヒガンザクラ自生南限地の見どころ

鹿児島県立博物館によると、エドヒガンは樹高約10メートルで、3月下旬に葉に先立って淡いピンクの花を咲かせる。春の彼岸のころに花が咲くことから、この名が付いた。湧水町は、花期を3月末から4月初めとしている。

山腹の雑木林に混じって咲くエドヒガンの花が、この天然記念物の見どころである。

ヒガンザクラ自生南限地の見学方法

湧水町によると、自生地は国有林内にある。見学の条件についての公的な案内は確認できなかった。

天然記念物のため、枝や花を折ってはならない。問い合わせは湧水町生涯学習課(0995-75-2142)へ。

Q&A

Qヒガンザクラ自生南限地はいつ天然記念物に指定されましたか?
A大正12年(1923年)3月7日に指定されました。
Qヒガンザクラ自生南限地の桜の正しい名前は?
A鹿児島県立博物館によると、正しくはエドヒガンです。
Qヒガンザクラ自生南限地はどこにありますか?
A湧水町の栗野岳の中腹、吉松駅から東南東へ約9キロメートルの雑木林の中にあります。
Qエドヒガンの花はいつ咲きますか?
A3月下旬から4月初めに、葉に先立って咲きます。
Qエドヒガンの名前の由来は?
A春の彼岸のころに花が咲くことに由来します。

基本情報

名称ヒガンザクラ自生南限地(ひがんざくらじせいなんげんち)
所在地鹿児島県姶良郡湧水町川添
指定区分天然記念物
指定年大正12年(1923年)3月7日指定
員数文化庁データベースに記載なし
寸法文化庁データベースに記載なし
所有者文化庁の記録に記載なし
公開状況国有林内。公的な見学案内は確認できず

参考文献

文化庁 国指定文化財等データベース「ヒガンザクラ自生南限地」
https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails/401/2980
文化遺産オンライン「ヒガンザクラ自生南限地」
https://online.bunka.go.jp/heritages/detail/173545
鹿児島県立博物館「ヒガンザクラ自生南限地」
https://www.pref.kagoshima.jp/bc05/hakubutsukan/tennen/kuni_tennen/06higanzakura.html
湧水町「湧水町の国指定文化財」
https://www.town.yusui.kagoshima.jp/soshiki/7/820.html

最終更新日: 2026.09.28