三溪園とは

三溪園は、横浜市中区本牧三之谷にある庭園で、原三溪が明治38年(1905年)の旧天瑞寺寿塔覆堂を皮切りに京都・鎌倉・飛騨などから移築した歴史的建造物が点在する(三溪園)。園内の臨春閣・月華殿・聴秋閣・春草廬・天授院・旧燈明寺本堂・旧燈明寺三重塔・旧東慶寺仏殿・旧天瑞寺寿塔覆堂・旧矢篦原家住宅の10件が、国の重要文化財に指定されている(文化庁)。所有者は公益財団法人三溪園保勝会である。

三溪園の大池と旧燈明寺三重塔
三溪園の大池と旧燈明寺三重塔Σ64 / CC BY-SA 3.0 / Wikimedia Commons

内苑の建物

内苑の中心は、紀州徳川家の別荘と考えられる臨春閣で、池に面して3棟が雁行する。伏見城の控えの間と伝える月華殿、二条城から移ったと伝える楼閣の聴秋閣、織田有楽の作と伝える茶室の春草廬、豊臣秀吉が母の寿塔を覆うために建てた旧天瑞寺寿塔覆堂、鎌倉の心平寺地蔵堂と推定される天授院が、谷あいに配される(文化庁・三溪園)。

外苑の建物

外苑では、京都府木津川市の燈明寺から移した室町時代の三重塔が丘の上に建ち、関東地方で最古の重要文化財の塔とされる。同じ燈明寺の本堂、鎌倉の東慶寺から移した茅葺の仏殿、御母衣ダムの建設で水没する荘川村から移した合掌造の旧矢篦原家住宅も外苑にある(文化庁・三溪園)。各件の構造と移築の経緯は、それぞれのページで扱っている。

見学について

三溪園の公式サイトによれば、開園は9時から17時(入園は16時30分まで)、休園日は12月26日から31日、入園料は大人(高校生以上)900円、小・中学生200円である。臨春閣と天授院の内部は通常は公開しておらず、旧矢箆原家住宅の内部公開は2025年8月1日から休止している。横浜駅・桜木町駅などからバスで行ける。

参考文献

臨春閣(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/102/576
月華殿(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/102/579
聴秋閣(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/102/582
春草廬(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/102/580
天授院(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/102/586
旧燈明寺本堂(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/102/575
旧燈明寺三重塔(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/102/584
旧東慶寺仏殿(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/102/583
旧天瑞寺寿塔覆堂(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/102/581
旧矢篦原家住宅(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/102/585
三溪園(公式サイト)
https://www.sankeien.or.jp/
入園料・サービス(三溪園)
https://www.sankeien.or.jp/price-service/

最終更新日: 2026.10.26

基本情報

名称三溪園
所在地神奈川県横浜市中区本牧三之谷
所有者公益財団法人三溪園保勝会
指定重要文化財 10件
座標35.41655, 139.65843