正覚寺石垣とは

正覚寺石垣は、高知県安芸郡奈半利町乙の正覚寺の境内の南辺に沿って築かれた昭和5年(1930年)の玉石積みの石垣で、平成15年(2003年)1月31日に国の登録有形文化財(建造物)となった(文化庁)。読みは「しょうがくじいしがき」。

文化庁の記録では、石造で延長31メートル。登録番号は39-0074、所有者は正覚寺である。

「イシグロ」と呼ばれる強風よけ

文化庁の解説によれば、正覚寺石垣は「イシグロ」と呼ばれる、台風のときなどに海から吹きつける強風を避けるための石垣である。寺の外塀を兼ねており、中央の東寄りに門を開く。

積まれているのは20〜30センチほどの比較的大きな玉石で、高さは1.5メートル、厚さは1メートルある。切石ではなく丸みのある石を厚く積み上げた外塀で、境内を南側から囲っている。

登録有形文化財としての価値

正覚寺石垣は「国土の歴史的景観に寄与しているもの」として登録された。文化庁は、類例の少ない昭和初期の寺院の境内景観をつくりだしていると評価している。

同じ日に境内の正覚寺本堂も登録されている。本堂と石垣はどちらも昭和5年(1930年)の建造である。

見どころ

見るべきは石の大きさと積み方である。人の頭ほどの玉石が厚さ1メートルの壁になっており、門の脇に立つと壁の断面の厚みがよくわかる。

延長は31メートル。南辺の端から端までを歩くと、門が中央よりやや東に寄っていることも確かめられる。

見学について

正覚寺石垣は寺の外塀なので、外側から見ることができる。境内は四国三十三観音霊場の第九番札所として参拝者が訪れる場所であり、見学の際は寺の方や参拝者の妨げにならないようにしたい。撮影の可否についての案内は見当たらない。

寺の由緒と所在地、参拝の案内はグループページ「正覚寺(奈半利町)」にまとめている。

Q&A

Q正覚寺石垣はいつ築かれましたか?
A昭和5年(1930年)です(文化庁)。
Q正覚寺石垣の「イシグロ」とは何ですか?
A台風のときなどに海から吹きつける強風を避けるための石垣のことで、文化庁の解説は正覚寺石垣をそう呼んでいます。
Q正覚寺石垣の大きさは?
A延長31メートル、高さ1.5メートル、厚さ1メートルで、20〜30センチほどの玉石で積まれています(文化庁)。
Q正覚寺石垣はどこから見られますか?
A境内の南辺に沿う外塀なので、寺の外側から見ることができます。
Q正覚寺石垣が登録有形文化財になったのはいつですか?
A平成15年(2003年)1月31日です。同じ日に正覚寺本堂も登録されました。

基本情報

名称正覚寺石垣(しょうがくじいしがき)
所在地高知県安芸郡奈半利町乙1718-1
指定区分登録有形文化財(建造物)
指定年平成15年(2003年)1月31日登録
員数1基
寸法石造、延長31メートル(高さ1.5メートル、厚さ1メートル)
所有者正覚寺
公開状況寺の外塀(外側から見学可)

参考文献

正覚寺石垣(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00003170
九番札所 高壽山正覺寺(四国三十三観音霊場)
https://www.33kannon.net/shogakuji

最終更新日: 2026.10.14