東山家住宅蔵とは

東山家住宅蔵は、高知県安芸郡奈半利町にある明治38年(1905年)頃の土蔵で、平成15年(2003年)1月31日に国の登録有形文化財(建造物)となった(文化庁)。読みは「ひがしやまけじゅうたくくら」。

文化庁の記録では、土蔵造2階建、瓦葺で、建築面積87平方メートル。登録番号は39-0069である。

東山家住宅蔵は主屋の北方、敷地の北西の角地に建つ(文化庁)。

2棟がつながる土蔵

東山家住宅蔵は、2階建の土蔵と平屋の土蔵がつながった建物である(文化庁)。2階建の土蔵は桁行4間半、梁間2間半で、南北に棟を通す切妻造・桟瓦葺。その東側に、桁行2間半で東西に棟を通す切妻造・桟瓦葺の平屋の土蔵が取り付き、南へ下屋を延ばしている。

棟の向きが直角に変わるため、2棟は上から見るとL字に近い形になる。

登録有形文化財としての価値

文化庁は東山家住宅蔵を「国土の歴史的景観に寄与しているもの」として登録した。解説は、敷地の北西の角地で水切瓦と土佐漆喰塗の壁を見せていることを挙げ、この蔵を奈半利の町並み景観の核となる存在と評している。屋敷の4件のなかで、町並みとの関わりをもっとも強く言われているのがこの蔵である。

見どころ

東山家住宅蔵の見どころは、角地に面した壁の水切瓦と土佐漆喰である(文化庁)。水切瓦は土蔵の壁の途中に瓦の小庇を水平に取り付けたもので、壁を伝う雨水を切って漆喰の壁を守る。土佐漆喰は発酵させた藁すさを練り込んだ漆喰で、糊を使わずに厚く塗れるのが特徴とされる。

角地に建つので、壁面を2つの方向から見られる位置にある。2階建の土蔵と平屋の土蔵の高さの差、棟の向きの違いにも注目したい。

見学について

東山家住宅蔵の内部を公開しているという案内は確認できなかった。蔵は敷地の北西の角地に建ち、土佐漆喰の壁と水切瓦を道の側に見せているため(文化庁)、外観は道から眺めることができる。敷地には立ち入らないようにしたい。

Q&A

Q東山家住宅蔵はいつ建てられましたか?
A明治38年(1905年)頃です(文化庁)。
Q東山家住宅蔵はどんな建物ですか?
A切妻造・桟瓦葺の2階建の土蔵に、平屋の土蔵が東から取り付いた建物です(文化庁)。
Q東山家住宅蔵の見どころはどこですか?
A角地に見せる水切瓦と土佐漆喰塗の壁です。文化庁は奈半利の町並み景観の核と評しています。
Q東山家住宅蔵は見学できますか?
A内部公開の案内は確認できませんでした。外観は道路から見ることができます。
Q東山家住宅蔵が登録有形文化財になったのはいつですか?
A平成15年(2003年)1月31日です(文化庁)。

基本情報

名称東山家住宅蔵(ひがしやまけじゅうたくくら)
所在地高知県安芸郡奈半利町乙1281-2
指定区分登録有形文化財(建造物)
指定年平成15年(2003年)1月31日登録
員数1棟
寸法土蔵造2階建、瓦葺、建築面積87㎡
所有者不明(文化庁データベースに記載なし)
公開状況外観は道路から(内部公開の案内なし)

参考文献

東山家住宅蔵(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00003165
東山家住宅蔵(文化遺産オンライン)
https://online.bunka.go.jp/heritages/detail/149775
国登録有形文化財<建造物>【2/2 町村】(高知県)
https://www.pref.kochi.lg.jp/doc/2024031100049/

最終更新日: 2026.10.19