重要文化財の8棟とは

石清水八幡宮は、京都府八幡市八幡・同橋本狩尾にある桃山時代から江戸時代前期(1601〜1643年頃)の摂社本殿と総門の社殿群で、平成20年(2008年)12月2日に国の重要文化財に指定された(文化庁)。読みは「いわしみずはちまんぐう」。

文化庁の記録では、摂社の本殿5棟(若宮社・若宮殿社・水若宮社・住吉社・狩尾社)と総門3棟(東総門・西総門・北総門)の計8棟が一件として指定されている。指定番号は00020である。

摂社の本殿5棟と総門3棟

文化庁の解説によれば、本社の周囲に建つ摂社若宮社・若宮殿社・水若宮社・住吉社の各本殿と東総門・西総門・北総門は、寛永11年(1634年)の本社社殿と同じ時期の建築で、文化庁は寛永年間頃(1624〜1643年頃)としている。

若宮社本殿は桁行5間・梁間4間の日吉造で、向拝1間を付ける。若宮殿社本殿は桁行3間・梁間2間の入母屋造で、向拝3間を付ける。水若宮社本殿と住吉社本殿は一間社流造で、いずれも檜皮葺である(文化庁)。3棟の総門はいずれも本瓦葺の四脚門である。

摂社狩尾社本殿は、本社の西方約1キロメートルの飛地境内に建つ三間社流造、檜皮葺の本殿で、周囲に玉垣が付く(文化庁、八幡市)。慶長6年(1601年)の建築で、境内で最も古い社殿である(文化庁)。

重要文化財としての価値

文化庁は、若宮社・若宮殿社・狩尾社の各本殿が石清水八幡宮の社殿形式の展開を知るうえで重要であり、同時期の水若宮社・住吉社の本殿と3棟の総門とともに近世初頭の境内構成を伝えるとして、8棟を重要文化財に指定した。

見どころ

本社を囲む摂社の本殿が、日吉造・入母屋造・流造とそれぞれ違う形式をとる点が見どころである(文化庁)。八幡市の資料によれば、狩尾社本殿は令和3年(2021年)11月から令和6年(2024年)10月までの予定で修理が行われ、外部は丹塗りを基本に庇の組物や蟇股を極彩色で飾る。

見学について

8棟は石清水八幡宮が所有する(文化庁)。狩尾社は本社から離れた飛地境内にあり、参拝の案内は確認できなかった。参拝の時間・交通は「石清水八幡宮」のグループページで扱っている。

Q&A

Q石清水八幡宮の重要文化財8棟とは?
A摂社若宮社・若宮殿社・水若宮社・住吉社・狩尾社の各本殿と、東総門・西総門・北総門です(文化庁)。
Q境内で最も古い社殿は?
A慶長6年(1601年)に建てられた摂社狩尾社本殿です(文化庁)。
Q若宮社本殿の形式は?
A桁行5間・梁間4間の日吉造で、向拝1間を付けます(文化庁)。
Q狩尾社はどこにありますか?
A本社の西方約1キロメートルの飛地境内にあります(八幡市)。
Q石清水八幡宮が重要文化財に指定されたのはいつですか?
A平成20年(2008年)12月2日です(文化庁)。

基本情報

名称石清水八幡宮(いわしみずはちまんぐう)
所在地京都府八幡市八幡・同橋本狩尾
指定区分重要文化財(建造物)
指定年平成20年(2008年)12月2日指定
員数8棟
寸法摂社本殿5棟(日吉造、入母屋造、一間社流造、三間社流造、檜皮葺)、総門3棟(四脚門、本瓦葺)
所有者石清水八幡宮
公開状況参拝・交通はグループページ

参考文献

石清水八幡宮 摂社若宮殿社本殿(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/102/00004318
石清水八幡宮 摂社狩尾社本殿(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/102/00004324
石清水八幡宮 摂社若宮社本殿(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/102/00004289
石清水八幡宮摂社狩尾社本殿 修理の資料(八幡市、京都府教育委員会サイト掲載)
https://www.kyoto-be.ne.jp/bunkazai/cms/wp-content/uploads/2024/02/石清水八幡宮摂社狩尾社2023.pdf

最終更新日: 2026.10.19

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