浄瑠璃寺とは:九体阿弥陀堂が唯一残る当尾の古刹
浄瑠璃寺(じょうるりじ)は、京都府木津川市加茂町西小の当尾にある寺院で、平安時代後期の本堂(九体寺本堂)と三重塔がともに昭和27年(1952年)に国宝に指定されている。
文化庁によると、行基(668年から749年)の草創で、その後荒廃し、永承2年(1047年)に僧義明が再興したと伝える。
木津川市によると、市域の東南部、奈良県との県境付近は古くから小田原と呼ばれ、平安時代後期には多くの修行僧が集まって丘陵地の谷や峰に庵を営んだ。浄瑠璃寺はその西の中心で、西小田原とも呼ばれた。
本堂と三重塔
文化庁によると、本堂は保元2年(1157年)に池の西岸の現在地に移された平安時代後期の建物で、桁行十一間の細長い堂に九体の阿弥陀如来像を一列に安置する。当時は数多く造られた九体阿弥陀堂のうち、唯一の遺構として貴重である。
三重塔は治承2年(1178年)に京都の一条大宮から移建したもので、建立は平安時代にさかのぼると考えられる。各重とも三手先の組物で深い軒を支え、気品のある軽快な意匠をもつ。
池を挟む浄土の庭
木津川市観光協会によると、境内に入るとまず三重塔の方向に進んで塔の中の薬師如来に手を合わせ、振り返って池越しに本堂の阿弥陀如来に手を合わせる。浄瑠璃寺庭園は史跡・特別名勝に指定されている。
同協会によると、九体阿弥陀如来坐像は令和5年(2023年)12月に修理が完了し、九体そろった。
浄瑠璃寺の拝観
木津川市観光協会によると、拝観時間は3月から11月が午前9時から午後5時(本堂の受付は午後4時30分まで)、12月から2月が午前10時から午後4時(本堂の受付は午後3時30分まで)で、休みはない。拝観料は中学生以上500円である。
同協会によると、コミュニティバス当尾線の「浄瑠璃寺前」で下車してすぐで、駐車場(20台)がある。問い合わせは浄瑠璃寺(0774-76-2390)へ。
参考文献
- 文化庁 国指定文化財等データベース「浄瑠璃寺本堂(九体寺本堂)」
- https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails/102/2030
- 文化庁 国指定文化財等データベース「浄瑠璃寺三重塔(九体寺三重塔)」
- https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails/102/2031
- 木津川市「浄瑠璃寺」
- https://www.city.kizugawa.lg.jp/index.cfm/8,28744,36,421,html
- 木津川市観光協会「浄瑠璃寺」
- https://www.0774.or.jp/148/
最終更新日: 2026.09.30
基本情報
| 名称 | 浄瑠璃寺 |
|---|---|
| 所在地 | 京都府木津川市加茂町西小札場40 |
| 所有者 | 浄瑠璃寺 |
| 指定 | 国宝 2件 |
| 座標 | 34.71563, 135.87315 |