犍陀穀糸袈裟とは:層雲文を綴織で表した唐代の七条袈裟
犍陀穀糸袈裟(けんだこくしけさ)は、京都府京都市南区の教王護国寺(東寺)が所有し、京都国立博物館が保管する唐代の七条袈裟で、昭和28年(1953年)11月14日に国宝に指定された。
文化庁の記録では、員数は1領、縦115.7センチメートル、横272.7センチメートルで、所有者は宗教法人教王護国寺である。
文化庁によると、空海がその師恵果阿闍梨から伝領したと伝えられる。
犍陀穀糸袈裟の仕立て
文化庁によると、長方形の七条に作り、田相部は数色の絹糸を用いて層雲文を綴織で表す。条葉と縁には茶地輪宝羯磨文固地綾を、条葉の裏の所々には縹地唐花文綾地綾を用いる。
袈裟の裏地には紫地唐花文綾地綾を5幅に仕立て、黄と縹を主な色とするものと、白と紫の2種類の角打の輪形を設ける。現存する条葉と縁の綾は当初のものとみられるが、裏地は後に補われたものである。
犍陀穀糸袈裟の見どころ
文化庁によると、国宝「海賦蒔絵袈裟箱」に納められていたことが、12世紀の後七日御修法の記録に記されている。袈裟の名称については『東宝記』などに諸説があり、定説はない。
文化庁は、袈裟の田相部の綴織と横被の大花文綾が唐代の染織の様相を伝えるものとして、また弘法大師の将来の資料としても貴重であるとしている。同じく東寺に伝わる横被とあわせて見ることで、唐代の染織の姿を知ることができる。
犍陀穀糸袈裟の見学方法
袈裟は京都国立博物館が保管しており、常時展示されているわけではない。展示の予定は同館の案内で確かめたい。
Q&A
- 犍陀穀糸袈裟はいつ国宝に指定されましたか?
- 昭和28年(1953年)11月14日に国宝に指定されました。
- 犍陀穀糸袈裟の由来は?
- 空海が師の恵果阿闍梨から伝領したと伝えられます。
- 犍陀穀糸袈裟の大きさは?
- 縦115.7センチメートル、横272.7センチメートルです。
- 犍陀穀糸袈裟の文様は?
- 田相部に数色の絹糸で層雲文を綴織で表しています。
- 犍陀穀糸袈裟の読み方は?
- 「けんだこくしけさ」と読みます。
基本情報
| 名称 | 犍陀穀糸袈裟(けんだこくしけさ) |
|---|---|
| 所在地 | 京都国立博物館(京都府京都市東山区茶屋町527) |
| 指定区分 | 国宝(工芸品) |
| 指定年 | 昭和28年(1953年)11月14日指定 |
| 員数 | 1領 |
| 寸法 | 縦115.7センチメートル、横272.7センチメートル |
| 所有者 | 宗教法人教王護国寺 |
| 公開状況 | 展示時期は京都国立博物館に要確認 |
参考文献
- 文化庁 国指定文化財等データベース「犍陀穀糸袈裟」
- https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails/201/420
- 文化遺産オンライン「犍陀穀糸袈裟」
- https://online.bunka.go.jp/heritages/detail/159345
- 文化遺産オンライン「横被」
- https://online.bunka.go.jp/heritages/detail/125614
最終更新日: 2026.09.29