教行信証〈親鸞筆/(坂東本)〉とは:浄土真宗の根本聖典の、唯一の親鸞自筆本

教行信証〈親鸞筆/(坂東本)〉(きょうぎょうしんしょう)は、京都府京都市下京区の真宗大谷派(東本願寺)が所有する、親鸞の主著『教行信証』の自筆本(坂東本)で、昭和27年(1952年)3月29日に国宝に指定された。

文化庁の記録では、鎌倉時代の作品で、員数は6冊、所有者は真宗大谷派である。

文化庁の広報誌によると、東京の坂東報恩寺に伝来した「坂東本」は、『教行信証』の唯一の自筆本である。

教行信証〈親鸞筆/(坂東本)〉の内容

文化庁の広報誌によると、『教行信証』(『顕浄土真実教行証文類』)は、多くの経典と注釈書から念仏往生に関する文を引用し、親鸞自身の信仰を体系化した主著である。

親鸞(1173年から1262年)は京都に生まれ、比叡山で修行したのち法然の弟子となった。越後への流罪が赦されたのち関東で長く布教し、京都に戻ってからも晩年まで主著などの執筆や推敲を重ねた。

教行信証〈親鸞筆/(坂東本)〉の見どころ

文化庁の広報誌によると、坂東本には親鸞60歳頃の筆跡とともに、80歳代と考えられる加筆・訂正もみられ、長年にわたる推敲の跡が親鸞のたゆまぬ求道を物語っている。

浄土真宗の根本聖典の、宗祖自身の筆による唯一の本として伝えられてきた。

教行信証〈親鸞筆/(坂東本)〉の見学方法

坂東本は真宗大谷派が所有しており、常時公開されているわけではない。公開の機会は展覧会の案内で確かめたい。

Q&A

Q教行信証(坂東本)はいつ国宝に指定されましたか?
A昭和27年(1952年)3月29日に国宝に指定されました。
Q坂東本とは何ですか?
A東京の坂東報恩寺に伝来した、『教行信証』の唯一の自筆本です。
Q『教行信証』とはどんな書物ですか?
A経典や注釈書から念仏往生に関する文を引用し、親鸞の信仰を体系化した主著です。
Q坂東本の筆跡の特徴は?
A親鸞60歳頃の筆跡と、80歳代と考えられる加筆・訂正がみられます。
Q坂東本は何冊ありますか?
A6冊です。

基本情報

名称教行信証〈親鸞筆/(坂東本)〉(きょうぎょうしんしょう)
所在地京都府京都市下京区(真宗大谷派・東本願寺)
指定区分国宝(書跡・典籍)
指定年昭和27年(1952年)3月29日指定
員数6冊
寸法文化庁データベースに記載なし
所有者真宗大谷派
公開状況常時公開ではない

参考文献

文化庁 国指定文化財等データベース「教行信証〈親鸞筆/(坂東本)〉」
https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails/201/622
文化庁広報誌ぶんかる「親鸞聖人生誕850年特別展」
https://www.bunka.go.jp/prmagazine/rensai/bunkazai/bunkazai_107.html

最終更新日: 2026.09.30