妙法院大書院とは

妙法院大書院は、京都府京都市東山区妙法院前側町の妙法院にある元和5年(1619年)の書院で、大正3年(1914年)4月17日に重要文化財に指定された。読みは「みょうほういんおおしょいん」。文化庁の記録では、桁行5間、梁間6間、一重の入母屋造で、屋根はこけら葺である。

京都市観光協会によれば、大書院は後水尾天皇の中宮東福門院の御所の旧殿を賜ったものと伝えられ、壁や襖は狩野派によって描かれている。

重要文化財としての価値

妙法院大書院の価値は、江戸時代初期の門跡寺院の書院として、建物と室内の装飾がそろって伝わる点にある。妙法院は幕末まで代々法親王が住持を務めた門跡寺院で(京都市観光協会)、大書院は皇室に連なる寺の格式を示す建物である。

建築年代は文化庁の記録で元和5年(1619年)とされ、同じ年の玄関とともに、慶長19年(1614年)に寺が現在地に移ってから整えられた建物群にあたる。京都市観光協会は、狩野派の壁画と襖絵が桃山時代の豪華な特色を見せていると紹介している。

見どころ

外観では、入母屋造のこけら葺の屋根に注目したい。薄い板を重ねて葺いたこけら葺は、瓦葺の庫裏とは質感がまったく異なり、書院らしい軽やかな姿をつくっている。

内部が公開されるときには、狩野派による壁画と襖絵を見たい。東福門院の御所の旧殿と伝わる建物に、桃山時代の豪華さを受け継いだ障壁画が組み合わされた室内である。

見学方法

京都市観光協会によれば、大書院は通常非公開で、特別拝観のときにだけ公開される。毎年5月14日の五月会では文化財が無料公開されるが、庫裏の改修工事(令和9年まで)のため行事が変更されることがある。

境内に入れない期間もあるので、訪ねる前に寺に確かめたい。交通と問い合わせ先は妙法院のページにまとめてある。

Q&A

Q妙法院大書院はいつ建てられましたか?
A文化庁の記録では元和5年(1619年)の建築です。後水尾天皇の中宮東福門院の御所の旧殿を賜ったものと伝えられています。
Q妙法院大書院が重要文化財に指定されたのはいつですか?
A大正3年(1914年)4月17日に指定されました。
Q妙法院大書院の規模と形式は?
A桁行5間、梁間6間、一重の入母屋造で、屋根はこけら葺です。
Q妙法院大書院の障壁画は誰が描きましたか?
A京都市観光協会によれば、壁や襖の絵は狩野派によるものです。
Q妙法院大書院は見学できますか?
A通常は非公開で、特別拝観のときや5月14日の五月会で公開されることがあります。庫裏の改修工事中は行事が変わる場合があります。

基本情報

名称妙法院大書院(みょうほういんおおしょいん)
所在地京都府京都市東山区妙法院前側町447
指定区分重要文化財(建造物)
指定年大正3年(1914年)4月17日指定
員数1棟
寸法桁行5間、梁間6間、一重、入母屋造、こけら葺
所有者妙法院
公開状況通常非公開(特別拝観時に公開)

参考文献

妙法院大書院(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails/102/1749
妙法院庫裏(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails/102/1751
妙法院(京都観光Navi 京都市観光協会)
https://ja.kyoto.travel/tourism/single01.php?category_id=7&tourism_id=472

最終更新日: 2026.10.03