類聚古集とは:万葉集の歌を歌体と題材で分類し直した、現存唯一の写本
類聚古集(るいじゅうこしゅう)は、京都府京都市伏見区深草塚本町の龍谷大学が所蔵する平安時代の写本『類聚古集』16帖で、昭和28年(1953年)3月31日に国宝に指定された。
文化庁の記録では、員数は16帖、所有者は龍谷大学である。
龍谷大学図書館によると、編者は藤原敦隆(1120年没)で、その没年までに成立した。各帖は縦22.3センチメートル、横14.2センチメートルである。
類聚古集の内容
龍谷大学図書館によると、全体として一定の配列方法が見つけにくい『万葉集』の歌を、長歌・短歌・旋頭歌という歌体別にまとめ、さらに春・夏・秋・冬・天地・山水などの題材によって分類し、春では風物や行事の推移の順に配列するように編集し直したものである。
成立後まもなく読まれ始めたようで、敦隆と姻戚関係にあった源俊頼が歌作の際に用い、同時期の歌人藤原仲実が編んだ歌学書『綺語抄』に利用されたという。
類聚古集の見どころ
龍谷大学図書館は、この写本の貴重さとして、現在に伝わる『類聚古集』の写本がこれだけであること、『万葉集』の歌を分類・編集した最初の書物であること、万葉仮名で記された各歌の本文の伝わり方や当時の読み方が知られることを挙げている。
龍谷大学図書館によると、巻三、巻四などの巻末には「一見了」として、伏見天皇の宸筆といわれる花押がある。
類聚古集の見学方法
龍谷大学図書館の貴重資料画像データベースで画像が公開されている。原本の閲覧の方法は同図書館の案内で確かめたい。
Q&A
- 類聚古集はいつ国宝に指定されましたか?
- 昭和28年(1953年)3月31日に国宝に指定されました。
- 類聚古集とはどんな書物ですか?
- 『万葉集』の歌を歌体と題材で分類し直した書物です。
- 類聚古集の編者は?
- 藤原敦隆(1120年没)です。
- 龍谷大学本の貴重さは?
- 現存唯一の写本で、『万葉集』の歌を分類・編集した最初の書物です。
- 類聚古集の花押とは?
- 巻末に、伏見天皇の宸筆といわれる花押があります。
基本情報
| 名称 | 類聚古集(るいじゅうこしゅう) |
|---|---|
| 所在地 | 京都府京都市伏見区深草塚本町67(龍谷大学) |
| 指定区分 | 国宝(書跡・典籍) |
| 指定年 | 昭和28年(1953年)3月31日指定 |
| 員数 | 16帖 |
| 寸法 | 各縦22.3センチメートル、横14.2センチメートル(龍谷大学図書館) |
| 所有者 | 龍谷大学 |
| 公開状況 | 画像はウェブで公開 |
参考文献
- 文化庁 国指定文化財等データベース「類聚古集」
- https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails/201/683
- 龍谷大学図書館「国宝 類聚古集:資料解説」
- https://da.library.ryukoku.ac.jp/collections/ruijyukosyu.html
最終更新日: 2026.10.01