石薬師文庫閲覧所とは

石薬師文庫閲覧所は、三重県鈴鹿市石薬師町の旧東海道沿いにある、昭和7年(1932年)に歌人・国文学者の佐佐木信綱が還暦を記念して故郷に贈った文庫の閲覧所で、平成23年(2011年)10月28日に国の登録有形文化財(建造物)となった。読みは「いしやくしぶんこえつらんじょ」(文化庁、鈴鹿市)。

文化庁の記録では、木造平屋建、スレート葺、建築面積29平方メートルで、登録番号は24-0111、所有者は鈴鹿市である。

信綱が故郷に贈った文庫

鈴鹿市によれば、佐佐木信綱は明治5年(1872年)に石薬師で生まれ、万葉集研究の『校本万葉集』を刊行し、昭和12年(1937年)に第1回文化勲章を受章した。石薬師文庫は昭和7年、信綱が還暦を記念して故郷に贈ったものである。

文庫には「これのふぐら良き文庫たれ故郷の里人のために若人のために」という信綱の思いが込められ、今も地域の図書館として親しまれている(鈴鹿市)。

登録有形文化財としての価値

石薬師文庫閲覧所は「国土の歴史的景観に寄与しているもの」として登録された。生家の主屋・土蔵とともに旧東海道沿いに並び、佐佐木信綱ゆかりの屋敷の景観をかたちづくっている(文化庁、鈴鹿市)。

見どころ

文化庁によれば、佐佐木信綱生家土蔵の東、旧東海道沿いに建つ。L字形の棟をもつ切妻造スレート葺で、入隅に下屋を設けて玄関とする。玄関の奥を前室とし、その南に閲覧室を配する。

石薬師文庫閲覧所はクリーム色のモルタル外壁に大きな窓を開け、明るい内部空間をつくっている(文化庁)。

見学について

鈴鹿市によれば、佐佐木信綱記念館の入館は無料で、見学は10時から16時。休館日は月曜日、火曜日、第3水曜日(月曜日のみ休日の場合は開館)と年末年始。近鉄鈴鹿市駅またはJR河曲駅からC-バスで「佐佐木記念館」下車、徒歩約2分(鈴鹿市)。

石薬師文庫閲覧所は生家の主屋・土蔵とともに佐佐木信綱記念館を構成する。3棟の案内はグループページ「佐佐木信綱記念館」にまとめている。

Q&A

Q石薬師文庫閲覧所はいつ建てられましたか?
A昭和7年(1932年)です(文化庁、鈴鹿市)。
Q誰が贈ったのですか?
A佐佐木信綱が還暦を記念して故郷の石薬師に贈りました(鈴鹿市)。
Q建物の特徴は?
AL字形の切妻造スレート葺で、クリーム色のモルタル外壁に大きな窓を開けています(文化庁)。
Q今も使われていますか?
A地域の図書館として親しまれています(鈴鹿市)。
Q石薬師文庫閲覧所が登録有形文化財になったのはいつですか?
A平成23年(2011年)10月28日です。

基本情報

名称石薬師文庫閲覧所(いしやくしぶんこえつらんじょ)
所在地三重県鈴鹿市石薬師町字中町1707-3
指定区分登録有形文化財(建造物)
指定年平成23年(2011年)10月28日登録
員数1棟
寸法木造平屋建、スレート葺、建築面積29平方メートル
所有者鈴鹿市
公開状況佐佐木信綱記念館の敷地内、入館無料

参考文献

石薬師文庫閲覧所(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00009021
佐佐木信綱生家主屋(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00009019
佐佐木信綱生家土蔵(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00009020
佐佐木信綱記念館 利用案内(鈴鹿市)
https://www.city.suzuka.lg.jp/shisei/shisetsu/1004346/1010132/1004359/1010345.html
佐佐木信綱記念館 展示情報(鈴鹿市)
https://www.city.suzuka.lg.jp/shisei/shisetsu/1004346/1010132/1004359/1004362.html
佐佐木信綱記念館 佐佐木信綱の紹介(鈴鹿市)
https://www.city.suzuka.lg.jp/shisei/shisetsu/1004346/1010132/1004359/1004364.html

最終更新日: 2026.10.11