都井岬灯台とは:九州で唯一のぼれる灯台

都井岬灯台(といみさきとうだい)は、宮崎県串間市大字大納の都井岬に建つ昭和4年(1929年)築の鉄筋コンクリート造の灯台で、平成31年(2019年)3月29日に登録有形文化財に登録された。

文化庁の記録では、高さ15メートル、建築面積80平方メートル、員数は1基で、昭和25年(1950年)に改修されている。所有者は国(国土交通省)で、旧日時計1基と石垣2基もあわせて登録されている。

文化庁は都井岬灯台を、宮崎県最南端の都井岬に建ち、内部を常時公開する九州唯一の参観灯台として広く親しまれていると紹介している。

都井岬灯台の歩み:関東大震災の灯ろうを受け継いだ灯台

灯台の参観業務を行う公益社団法人燈光会によると、都井岬灯台は昭和4年(1929年)12月22日に初点灯した。

建設当初は国産の一等単閃光レンズを使い、レンズを覆う灯ろうには、関東大震災で大破した横浜の試験灯台の特一等灯ろうを転用していた。昭和20年(1945年)の戦災で灯室が大破して焼け、昭和25年(1950年)に第三等大型レンズへ改められた。

燈光会によると、240メートルの断崖の上に建ち、平均水面から灯火までの高さは256メートルある。光達距離は23.5海里(約44キロメートル)である。

都井岬灯台の見どころ:八角形の灯塔と屋上庭園

文化庁の解説によると、都井岬灯台は陸屋根の附属舎の正面中央に、八角形平面の灯塔を立てている。塔の上部にはバルコニーを回し、その上に金属製で円形平面のドーム屋根をもつ灯室を載せる。

燈光会は、附属舎の屋根を陸屋根として周囲に欄干を設け、灯塔から出入りする屋上庭園とした設計を、建設当初のままの珍しい構造として挙げている。灯塔に上ると、東の日向灘をはじめ三方の海を見渡せる。

都井岬灯台の見学方法

燈光会によると、参観寄付金は中学生以上300円で、小学生以下は不要。参観時間は午前が通年9時から12時、午後は3月から10月の土日祝日などが13時から17時、平日と11月から2月が13時から16時30分で、入場は終了の15分前まで。正午から午後1時は受付を休む。問い合わせは都井岬支所(0987-76-1838)。

交通は、JR日南線串間駅から串間市コミュニティバス都井岬線で約45分、都井岬で降りて徒歩約3分。車では宮崎自動車道宮崎インターチェンジから国道220号・448号経由で約1時間50分と案内されている。

Q&A

Q都井岬灯台はいつ建てられたのですか?
A昭和4年(1929年)に建てられ、同年12月22日に初点灯しました。昭和25年(1950年)に改修されています。
Q都井岬灯台には上れますか?
Aはい。内部を常時公開する九州唯一の参観灯台で、参観寄付金は中学生以上300円です。
Q都井岬灯台の参観時間は?
A午前は通年9時から12時、午後は時期により13時から16時30分または17時までです。正午から午後1時は受付を休みます。
Q都井岬灯台の高さは?
A塔の高さは15メートルで、平均水面から灯火までは256メートルあります。
Q都井岬灯台への行き方は?
AJR串間駅から串間市コミュニティバス都井岬線で約45分、都井岬で下車して徒歩約3分です。

基本情報

名称都井岬灯台(といみさきとうだい)
所在地宮崎県串間市大字大納字野々杵80-2
指定区分登録有形文化財(建造物)
指定年平成31年(2019年)3月29日登録
員数1基(附 旧日時計1基、石垣2基)
寸法鉄筋コンクリート造、高さ15メートル、建築面積80平方メートル
所有者国(国土交通省)
公開状況参観灯台として公開。参観寄付金300円(中学生以上)

参考文献

文化庁 国指定文化財等データベース「都井岬灯台」
https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails/101/00012857
文化遺産オンライン「都井岬灯台」
https://online.bunka.go.jp/heritages/detail/451500
文化庁「近代の文化遺産の保存と活用 都井岬灯台」
https://www.bunka.go.jp/kindai/todai/065/index.html
公益社団法人燈光会「都井岬灯台」
https://www.tokokai.org/tourlight/tourlight13/
串間市観光物産協会「都井岬灯台」
https://kushima-city.jp/toi/lighthouse/

最終更新日: 2026.09.27