佐世保市民文化ホールとは:旧海軍の凱旋記念館
佐世保市民文化ホール(旧海軍佐世保鎮守府凱旋記念館)は、長崎県佐世保市平瀬町にある大正12年(1923年)開館の鉄筋コンクリート造2階建の建物で、平成9年(1997年)に国の登録有形文化財に登録された。
文化庁の記録によると、建築面積は826平方メートル、屋根は鉄板葺。第一次世界大戦での鎮守府所属艦船の武勲をたたえるため、九州・四国各県の寄付で建設された。所有者は佐世保市である。
佐世保市によると、大戦後半に佐世保鎮守府の所属艦艇を中心とする第二特務艦隊が地中海で船団護衛にあたり、その活躍を記念して建設が企画された。
登録の理由:海軍ゆかりの町の象徴
佐世保市民文化ホールの登録番号は42-0007、登録基準は「国土の歴史的景観に寄与しているもの」である。文化庁は、妻を正面に見せた左右対称の外観、1階と2階を通した柱、幾何学的な装飾を特徴に挙げ、海軍ゆかりの町の象徴として親しまれていると評価している。
施設の案内によると、戦後は米軍に接収されてダンスホールや映画館として使われ、昭和52年(1977年)に返還、昭和57年(1982年)に国から佐世保市に譲渡されて文化施設となった。平成28年(2016年)には、日本遺産「鎮守府 横須賀・呉・佐世保・舞鶴」の構成文化財にもなっている。
見どころ:保存された創建時の天井と舞台
平成26年(2014年)3月から平成27年(2015年)11月にかけて、鉄骨などによる構造補強を中心とした改修工事が行われた。創建当時の天井など残すべき部分はできるだけ保存し、外壁に色を加える再塗装はしなかったという。改修で、創建当時の舞台の一部も見学できるようになった。
1階にはホール、2階には会議室があり、日本遺産に関する資料や駆逐艦雪風の模型が展示されている。
佐世保市民文化ホールの見学方法
施設によると見学は無料である。佐世保市によると、開館は午前9時から午後10時、休館日は毎週火曜日と年末年始。問い合わせは佐世保市民文化ホール(0956-25-8192)。
交通は、「佐世保市総合医療センター入口」バス停から徒歩1分である。文化財でありながら貸しホールとして使われているので、催し物の開催中は見学の範囲が限られることがある。
Q&A
- 佐世保市民文化ホールとはどのような建物ですか?
- 第一次世界大戦での艦艇の活躍を記念して大正12年(1923年)に開館した旧海軍の凱旋記念館で、平成9年(1997年)に登録有形文化財に登録されました。
- 佐世保市民文化ホールの建築の特徴は?
- 妻を正面に見せた左右対称の外観、1・2階を通した柱、幾何学的な装飾が特徴です。
- 佐世保市民文化ホールは見学できますか?
- 見学は無料で、開館は午前9時から午後10時、火曜日と年末年始が休館です。
- 戦後はどう使われましたか?
- 米軍に接収されダンスホールや映画館として使われ、昭和52年(1977年)に返還されました。
- 佐世保市民文化ホールへの行き方は?
- 「佐世保市総合医療センター入口」バス停から徒歩1分です。
基本情報
| 名称 | 佐世保市民文化ホール(旧海軍佐世保鎮守府凱旋記念館) |
|---|---|
| 所在地 | 長崎県佐世保市平瀬町2 |
| 指定区分 | 登録有形文化財(建造物) |
| 指定年 | 平成9年(1997年)12月12日登録 |
| 員数 | 1棟 |
| 寸法 | 鉄筋コンクリート造2階建、鉄板葺、建築面積826平方メートル |
| 所有者 | 佐世保市 |
| 公開状況 | 見学無料。午前9時から午後10時、火曜休館 |
参考文献
- 文化庁 国指定文化財等データベース「佐世保市民文化ホール」
- https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails/101/00000420
- 文化遺産オンライン「佐世保市民文化ホール」
- https://online.bunka.go.jp/heritages/detail/185150
- 佐世保市民文化ホール「施設について」
- https://gaisenkinenhall.com/outline/
- 佐世保市「旧佐世保鎮守府凱旋記念館」
- https://www.city.sasebo.lg.jp/kankou/kankou/nihonisan/chinjufu_10201.html
最終更新日: 2026.09.27