弓張岳展望所とは

弓張岳展望所は、長崎県佐世保市矢岳町にある昭和40年(1965年)の展望所で、令和7年(2025年)8月6日に国の登録有形文化財(建造物)となった(文化庁)。読みは「ゆみはりだけてんぼうしょ」。

文化庁の記録では、鉄筋コンクリート造、銅板葺で、面積69平方メートル、基壇が付く。平成22年(2010年)に改修されている。登録番号は42-0146である。

国立公園10周年を記念した展望所

弓張岳展望所は、西海国立公園の指定10周年を記念して、佐世保湾を望む丘に築かれた(文化庁)。佐世保市によれば、昭和40年(1965年)に市が弓張公園の一部として建設したもので、山頂付近から佐世保港と九十九島を一望できる。

市長のコメントによれば、建設には「軍港」の印象を拭い去り、自然の景観を守り生かして平和的に市を発展させたいという願いが込められていた。年間およそ10万人が訪れる市の主要な観光地になっている。

登録有形文化財としての価値

文化庁は、前方2点と後方1点だけで支えた薄い反り屋根を鉄筋コンクリートのHPシェル構造で実現し、自然景観の中でシャープな造形が際立つ坪井善勝の小品と評価して、「造形の規範となっているもの」に登録した。

見どころ

後方の支柱には、弓と波をかたどった彫刻家本郷新のレリーフが付けられている(文化庁)。佐世保市は、石の台座を蹴って飛び立とうとする鳥の姿をシェルターに重ね、柱の彫刻を「太陽を射る」と紹介している。

屋根を支える3つの点を確かめてから、反り上がる屋根の下に入り、佐世保港と九十九島の眺めと比べたい(文化庁、佐世保市)。

見学について

展望所は弓張公園の中にある屋外の施設である(佐世保市)。開放時間や交通について公的な案内は確認できなかった。

Q&A

Q弓張岳展望所はいつ建てられましたか?
A昭和40年(1965年)に佐世保市が建設しました(文化庁、佐世保市)。
Q弓張岳展望所の屋根は誰が設計しましたか?
A構造設計者の坪井善勝です(文化庁、佐世保市)。
Q弓張岳展望所から何が見えますか?
A佐世保港と九十九島を一望できます(佐世保市)。
Q弓張岳展望所の柱の彫刻は誰の作品ですか?
A彫刻家の本郷新によるレリーフです(文化庁)。
Q弓張岳展望所が登録有形文化財になったのはいつですか?
A令和7年(2025年)8月6日です(文化庁)。

基本情報

名称弓張岳展望所(ゆみはりだけてんぼうしょ)
所在地長崎県佐世保市矢岳町無番地
指定区分登録有形文化財(建造物)
指定年令和7年(2025年)8月6日登録
員数1棟
寸法鉄筋コンクリート造、銅板葺、面積69㎡、基壇付
所有者佐世保市
公開状況屋外施設(開放時間の案内なし)

参考文献

弓張岳展望所(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00015524
「弓張岳展望所」の国文化財への登録の答申にかかる市長コメント(佐世保市)
https://www.city.sasebo.lg.jp/mayor/message/soumu/kouhou/070321umiharitenbousyo.html
弓張岳展望所(文化遺産オンライン)
https://online.bunka.go.jp/heritages/detail/623549

最終更新日: 2026.10.15