法起寺三重塔とは

法起寺三重塔は、奈良県生駒郡斑鳩町岡本にある天武13年から慶雲3年(684〜706年)の三重塔で、昭和26年(1951年)6月9日に国の国宝に指定された(文化庁)。読みは「ほっきじさんじゅうのとう」。

文化庁の記録では、三間三重の塔婆で、本瓦葺である。指定番号は00030である。

露盤銘が伝える建立

法起寺は岡本寺、池後寺などともいった(文化庁)。聖徳太子伝私記に引く「法起寺塔露盤銘」によれば、天武14年(685年)に恵施僧正が堂塔の建立を始め、慶雲3年(706年)に露盤を営作したとあり、塔はこのときの建築とみられる。

観光庁の多言語解説文によれば、三重塔の高さは約24メートルで、法起寺の創建当時から残る唯一の建造物である。法隆寺の配置とは対照的に、金堂(現存しない)の東側に建てられている。

国宝としての価値

法起寺三重塔は、わが国に現存する最古の三重塔として、明治30年(1897年)12月28日に旧制度で指定され、昭和26年(1951年)6月9日に国宝に指定された(文化庁)。世界遺産「法隆寺地域の仏教建造物」の構成資産でもある。

法隆寺五重塔との深い関係

塔の平面の寸法は法隆寺五重塔(国宝)の第一・第三・第五重の平面とおおむね一致し、組物には雲斗・雲肘木を用いるなど、法隆寺と深い関係にあることがわかる(文化庁)。

法輪寺三重塔が昭和19年(1944年)に雷火で焼失したため、この塔はわが国に現存する最古の三重塔として貴重な遺構となった(文化庁)。

見どころ

雲斗・雲肘木の組物と、法隆寺五重塔に通じる各重の平面の比率に注目したい(文化庁)。

見学について

法起寺の拝観時間・拝観料について、寺の公式の案内は確認できなかった。

Q&A

Q法起寺三重塔はいつ建てられましたか?
A慶雲3年(706年)に露盤を営作したとあり、このときの建築とみられます(文化庁)。
Q法起寺の読み方は?
A「ほっきじ」です(文化庁)。
Q法起寺三重塔はなぜ貴重なのですか?
Aわが国に現存する最古の三重塔だからです(文化庁)。
Q法起寺三重塔の高さは?
A約24メートルです(観光庁)。
Q法起寺三重塔が国宝に指定されたのはいつですか?
A昭和26年(1951年)6月9日です(文化庁)。

基本情報

名称法起寺三重塔(ほっきじさんじゅうのとう)
所在地奈良県生駒郡斑鳩町大字岡本
指定区分国宝(建造物)
指定年昭和26年(1951年)6月9日国宝指定
員数1棟
寸法三間三重塔婆、本瓦葺、高さ約24m
所有者法起寺
公開状況拝観条件は未確認

参考文献

法起寺三重塔(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/102/2736
法隆寺地域の仏教建造物(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/901/1
三重塔(飛鳥時代 国宝)(観光庁 地域観光資源の多言語解説文データベース)
https://www.mlit.go.jp/tagengo-db/common/001553240.pdf

最終更新日: 2026.10.17