江見写真館とは

江見写真館は、岡山県津山市山下にある昭和4年(1929年)建築の木造2階建の写真館で、平成12年(2000年)2月15日に国の登録有形文化財(建造物)となった。読みは「えみしゃしんかん」。文化庁は津山における草分け的存在の写真館と記している。

文化庁の記録では、木造2階建、鉄板葺、建築面積187平方メートル。登録番号は33-0032。設計は地元の原田(熊二郎)工務所である。写真館は1873年創業を掲げ、現在も営業を続けている。

登録有形文化財としての価値

江見写真館は「造形の規範となっているもの」として登録された。文化庁の解説は、玄関まわりの意匠と北面の高窓を挙げ、写真館建築の特徴をよく伝えると評価している。

電灯が普及する前の写真館は、撮影に自然光を頼った。北向きの窓は直射日光が入らず、時間による光の変化も少ない。屋根面まで届く北の高窓は、その光をスタジオに取り込むための写真館に特有の造りである。

見どころ

江見写真館は正面を西に向けて建つ。玄関の右手に半円形の応接室が張り出し、玄関の上には成(高さ)の大きい縦長の2連アーチ窓が開く(文化庁)。正面の通りから、半円の張り出しとアーチ窓の組み合わせを見たい。

建物の北側に回ると、屋根面に達する高窓がある。正面の洋風の意匠とは別に、撮影の実用から生まれた部分で、写真館としての機能が外観に表れている。

見学について

江見写真館は現役の写真館で、営業時間は午前9時から午後6時、水曜定休(江見写真館)。外観は通りから見ることができる。内部の見学についての公的な案内は見当たらなかったので、希望する場合は写真館に問い合わせたい(電話0868-22-2267)。所在地は津山市山下28-13。

Q&A

Q江見写真館の建物はいつ建てられましたか?
A昭和4年(1929年)です。設計は地元の原田(熊二郎)工務所です。
Q江見写真館が登録有形文化財になったのはいつですか?
A平成12年(2000年)2月15日です。
Q江見写真館の建物の特徴は?
A玄関右手に張り出す半円形の応接室、玄関上の縦長の2連アーチ窓、北面の屋根面に達する高窓です。
Qなぜ北側に高窓があるのですか?
A直射日光の入らない北からの安定した光を、撮影スタジオに取り込むためです。
Q江見写真館は見学できますか?
A現役の写真館で、外観は通りから見られます。内部見学の公的な案内はないため、写真館への問い合わせが必要です。営業は午前9時から午後6時、水曜定休です。

基本情報

名称江見写真館(えみしゃしんかん)
所在地岡山県津山市山下28
指定区分登録有形文化財(建造物)
指定年平成12年(2000年)2月15日登録
員数1棟
寸法木造2階建、鉄板葺、建築面積187平方メートル
所有者文化庁の記録に記載なし
公開状況外観は通りから見学可(現役の写真館、水曜定休)

参考文献

江見写真館(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00001531
江見写真館(公式サイト)
https://emi-photo.com/

最終更新日: 2026.10.06