具志原貝塚とは:伊江島南岸の砂丘にある貝塚

具志原貝塚(ぐしばるかいづか)は、沖縄県国頭郡伊江村の伊江島南海岸にある先史時代の貝塚で、昭和61年(1986年)6月9日に国の史跡に指定され、平成10年(1998年)1月16日に追加指定を受けた。

文化庁の記録では、指定基準は貝塚・集落跡・古墳その他この類の遺跡にあたる。伊江村によると、具志原貝塚は島の南海岸、伊江港の砂丘にあり、昭和49年(1974年)に沖縄県の指定を受けたのち、昭和61年(1986年)に国の史跡となった。

「具志原」は「ぐしばる」と読む。

具志原貝塚の価値:九州産の弥生土器と貝の交易

伊江村によると、具志原貝塚は沖縄で初めて九州産の弥生式土器が見つかった遺跡として知られる。ゴホウラ貝の半製品と製品が多く出土しており、貝の交易が盛んに行われた地域だったことでも注目されている。

貝輪、貝皿、貝札など、貝を加工した道具が豊富に出土している。文化庁のデータベースには、イモガイの集積遺構の検出状況や貝符、免田式土器、弥生土器の写真が収められており、出土品の性格がうかがえる。

具志原貝塚の古さ:5千年前にさかのぼる最下層

伊江村によると、貝塚の下層では縄文時代前期に相当する条痕紋土器の層が確認され、伊江島で最も古い新石器時代の遺跡として、約5千年前までさかのぼることが分かった。埋葬された人骨も見つかっている。

伊江村は、具志原貝塚を沖縄の数多い遺跡の中でも多彩で豊かな内容をもつ貝塚と評価している。

具志原貝塚の見学方法

具志原貝塚は伊江島の南海岸、伊江港に近い砂丘にある。現地の見学条件や展示施設について、公的な案内は確認できなかった。

史跡の範囲内で土を掘ったり、貝や土器片を持ち帰ったりしてはならない。問い合わせは伊江村役場(0980-49-2001)。

Q&A

Q具志原貝塚はいつ国の史跡に指定されましたか?
A昭和61年(1986年)6月9日に指定され、平成10年(1998年)1月16日に追加指定されました。
Q具志原貝塚の読み方は?
A「ぐしばるかいづか」と読みます。
Q具志原貝塚から何が見つかっていますか?
A九州産の弥生式土器、ゴホウラ貝の半製品と製品、貝輪や貝皿、貝札などの貝製品、埋葬人骨などです。
Q具志原貝塚はどのくらい古いのですか?
A伊江村によると、最下層は縄文時代前期に相当し、約5千年前までさかのぼります。
Q具志原貝塚はどこにありますか?
A沖縄県伊江村、伊江島の南海岸の伊江港に近い砂丘にあります。

基本情報

名称具志原貝塚(ぐしばるかいづか)
所在地沖縄県国頭郡伊江村
指定区分史跡
指定年昭和61年(1986年)6月9日指定(平成10年(1998年)1月16日追加指定)
員数文化庁データベースに記載なし
寸法文化庁データベースに記載なし
所有者文化庁の記録に記載なし
公開状況見学条件の公的な案内は確認できず

参考文献

文化庁 国指定文化財等データベース「具志原貝塚」
https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails/401/3063
文化遺産オンライン「具志原貝塚」
https://online.bunka.go.jp/heritages/detail/218009
伊江村「具志原貝塚」
https://www.iejima.org/document/2015011000190/

最終更新日: 2026.09.27