西桟橋とは

西桟橋は、沖縄県八重山郡竹富町の竹富島西海岸に昭和13年(1938年)に築かれた石造及びコンクリート造の桟橋で、平成17年(2005年)12月26日に国の登録有形文化財(建造物)となった。読みは「にしさんばし」。文化庁は、島に最初に築かれた近代的な桟橋と記している。

文化庁の記録では、石造及びコンクリート造、延長105メートル、係船柱付き。登録番号は47-0009で、所有者は竹富公民館、管理団体は竹富町である。

西表島へ通った桟橋

観光庁の多言語解説文によれば、竹富島の農民は、1609年の薩摩の侵攻ののちに課された人頭税のもとで、貢納の米を作るために西表島まで水田を耕しに通わなければならなかった。人頭税は1902年まで続いた。

同じ解説は、島の人々が西桟橋から板舟(イタフニ)で風を背に歌いながら海を渡り、桟橋は米俵の荷揚げ場になったと伝えている。耕作地の少ない島と、海の向こうの田を結んだ桟橋である。

登録有形文化財としての価値

西桟橋は「国土の歴史的景観に寄与しているもの」として登録された。文化庁の解説は、島に最初に築かれた近代桟橋であることを挙げ、干潮時の荷揚げに対応した先端のつくりにも触れている。

見どころ

西桟橋は延長105メートル、幅4.4メートル。乱積みにした石灰岩の両側面にコンクリートの壁を打ち、南側面にはモルタルの銘板を付けている(文化庁)。桟橋の脇から側面を見ると、石積みとコンクリート壁の組み合わせがわかる。

先端部分は、干潮時の荷揚げ場として使えるよう幅を広くとり、斜路状につくられている(文化庁)。先端まで歩くと、潮の引いたときに舟から荷を揚げるための形が実感できる。

見学について

西桟橋は竹富島の西海岸にある屋外の構造物で、自由に歩くことができる。観光庁の解説も、夕日や星空を眺める場所として紹介している。入場料などの案内はない。

Q&A

Q西桟橋はいつ造られましたか?
A昭和13年(1938年)です(文化庁)。
Q西桟橋の大きさは?
A延長105メートル、幅4.4メートルです(文化庁)。
Q西桟橋は何のために造られましたか?
A竹富島の人々が西表島の水田へ通い、米を運ぶための桟橋として使われました(観光庁 多言語解説文)。
Q西桟橋が登録有形文化財になったのはいつですか?
A平成17年(2005年)12月26日です。
Q西桟橋の先端が広くなっているのはなぜですか?
A干潮時の荷揚げ場として使うため、幅を広くとり斜路状にしています(文化庁)。

基本情報

名称西桟橋(にしさんばし)
所在地沖縄県八重山郡竹富町字竹富地先
指定区分登録有形文化財(建造物)
指定年平成17年(2005年)12月26日登録
員数1基
寸法石造及びコンクリート造、延長105メートル、幅4.4メートル、係船柱付
所有者竹富公民館(管理団体:竹富町)
公開状況屋外、自由に見学可

参考文献

西桟橋(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00005213
西桟橋:西の桟橋の歴史(観光庁 地域観光資源の多言語解説文データベース)
https://www.mlit.go.jp/tagengo-db/common/001556083.pdf

最終更新日: 2026.10.06