亘家住宅とは

亘家住宅は、大阪府吹田市内本町にある旧家の屋敷で、江戸中期の主屋から明治40年(1907年)の米蔵まで5棟の建物が、平成18年(2006年)10月18日に国の登録有形文化財に登録されている(文化庁)。読みは「わたりけじゅうたく」。

登録されているのは主屋・離れ・長屋門・土蔵・米蔵の5件で、登録番号は27-0383から27-0387まで続いている(文化庁)。所有者は個人で、吹田市はこの5棟を江戸中期・後期・明治の大型民家建築と位置づけている。

大阪文化財ナビによれば、亘家は旗本竹中氏の領地で地方の代官を務めた渡裏(わたり)喜右衛門家の分家で、明暦2年(1656年)12月からこの屋敷に住んできたという。文化庁は離れの解説で、亘家住宅を庄屋の家としている。

屋敷の構成と5棟の配置

亘家住宅の敷地は東西に長い不整形で、主屋はその中央に南を正面として建つ(文化庁)。東の道路から西へ引き込んだ私道の突き当たり、敷地の東南隅に長屋門が南北棟で建ち、その門口から主屋の土間と離れの式台へ通じる。

長屋門の東北方には米蔵が寄り添うように建ち、2棟で屋敷の表構えをつくる。離れは主屋の南方に建ち、のちに渡廊下で主屋とつながった。敷地の北西隅には土蔵があり、主屋の北西に張り出す内蔵とともに裏庭を囲む(文化庁)。

主屋は江戸中期の建築に江戸後期と明治27年(1894年)・明治40年(1907年)の増築が重なり、離れも江戸末期に手が入っている(文化庁)。屋敷が代を重ねて少しずつ姿を整えてきたことが、5棟の年代の幅から読み取れる。各棟の構造と見どころは、それぞれのページで扱っている。

亘家住宅の見学について

亘家住宅は個人の住まいで、大阪文化財ナビは主屋を見学不可としている。定期的な一般公開や特別公開についての公的な案内は見つからなかった。私道や敷地には立ち入らないでほしい。

所在地は吹田市内本町2-13-10で、阪急千里線の吹田駅から東南東へ直線でおよそ500メートル、JR京都線の吹田駅から南へ直線でおよそ700メートルの位置にある(座標からの概算)。

参考文献

亘家住宅主屋(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00005835
亘家住宅離れ(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00005865
亘家住宅長屋門(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00005866
亘家住宅土蔵(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00005888
亘家住宅米蔵(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00005889
亘家住宅主屋(大阪文化財ナビ)
https://osaka-bunkazainavi.org/bunkazai/%E4%BA%98%E5%AE%B6%E4%BD%8F%E5%AE%85%E4%B8%BB%E5%B1%8B
指定・登録文化財一覧(吹田市)
https://www.city.suita.osaka.jp/bunkazai/shitei/1031084.html
大阪府内の指定・登録文化財一覧 吹田市(大阪府)
https://www.pref.osaka.lg.jp/documents/26653/002suita.pdf

最終更新日: 2026.10.31

基本情報

名称亘家住宅
所在地大阪府吹田市内本町2-13-10
所有者個人
指定登録有形文化財 5件
座標34.75681, 135.52296