旭橋とは

旭橋は、埼玉県所沢市御幸町を流れる東川に架かる、昭和5年(1930年)に架け替えられた鉄筋コンクリート造の単桁橋で、平成21年(2009年)8月7日に国の登録有形文化財(建造物)となった。読みは「あさひばし」。日本最初の飛行場である所沢飛行場へ通じる「飛行機新道」に架けられた(文化庁、所沢市)。

文化庁の記録では、鉄筋コンクリート造単桁橋、橋長10メートル、幅員12メートルで、高欄、袖高欄と橋台が付く。登録番号は11-0125、所有者は所沢市である。

航空発祥の地と飛行機新道

所沢市によれば、所沢は日本で初めて飛行場が開設されたことから「航空発祥の地」と呼ばれる。明治44年(1911年)4月5日、所沢飛行場で徳川好敏大尉らによる初飛行が成功し、飛行場はその後拡張を重ねた。

飛行場の開設に伴い、所沢駅から飛行場へ向かう飛行機新道が整備され、東川を渡る橋が架けられた。当初は土橋だったが、物資や飛行機の見物客が増えたため、昭和5年に、より強固で「空都所沢」にふさわしいモダンな意匠の現在の旭橋に架け替えられた(所沢市)。

登録有形文化財としての価値

旭橋は「国土の歴史的景観に寄与しているもの」として登録された。文化庁の解説は、幾何学的な意匠を施し、旧所沢飛行場へ通じる飛行機新道に建設された近代橋梁と評価している。

見どころ

文化庁によれば、斜橋形式の単桁橋で、白タイル貼の連続アーチを高欄にあしらい、床版の側面にデンティル風の持ち送りを付ける。

所沢市によれば、旭橋の両端の親柱には萬成石(まんなりいし)を用いて西洋風の彫刻を施す。親柱上部のブロンズ製電灯は戦時中の金属供出で失われたが、令和7年(2025年)に市制75周年を記念して復元され、昼間に太陽光で発電した電力で点灯している。

見学について

旭橋は所沢市御幸町にあり、西武新宿線航空公園駅東口から徒歩約10分(所沢市)。

橋は車道上にあるため、見学の際は車に十分注意したい(所沢市)。

Q&A

Q旭橋はいつ架けられましたか?
A現在の橋は昭和5年(1930年)に架け替えられました(所沢市、文化庁)。
Qなぜ「飛行機新道」と関係があるのですか?
A所沢駅と日本最初の飛行場・所沢飛行場を結ぶ道が東川を渡る地点に架けられたためです(所沢市)。
Q意匠の特徴は?
A白タイル貼の連続アーチの高欄と、床版側面のデンティル風の持ち送りです(文化庁)。
Q親柱の電灯は当時のものですか?
A金属供出で失われ、令和7年(2025年)に復元されました(所沢市)。
Q旭橋が登録有形文化財になったのはいつですか?
A平成21年(2009年)8月7日です。

基本情報

名称旭橋(あさひばし)
所在地埼玉県所沢市御幸町
指定区分登録有形文化財(建造物)
指定年平成21年(2009年)8月7日登録
員数1基
寸法鉄筋コンクリート造単桁橋、橋長10メートル、幅員12メートル、高欄、袖高欄及び橋台付
所有者所沢市
公開状況車道上の橋、通行に注意して見学

参考文献

最終更新日: 2026.10.11