所沢郷土美術館長屋門とは

所沢郷土美術館長屋門は、埼玉県所沢市久米にある安政2年(1855年)の医家の長屋門で、平成17年(2005年)2月9日に国の登録有形文化財(建造物)となった(文化庁)。読みは「ところざわきょうどびじゅつかんながやもん」。

文化庁の記録では、木造平屋建、瓦葺で、建築面積60平方メートル。登録番号は11-0087である。

門口の左右に部屋を備えた門

所沢郷土美術館長屋門は、敷地の東端に道路から少し下がって南北棟で建つ(文化庁)。長屋門は門の両脇に部屋を連ねた建物で、ここでは中央に門口を開き、その左右に同じ規模の部屋を配している。建物の南端には1室を張り出し、そこにだけ切妻造の屋根を架ける。

屋根は入母屋造の桟瓦葺、外壁は漆喰塗で、腰を下見板張とする(文化庁)。所沢市によれば当初は茅葺で、のちに桟瓦葺に改められた。棟梁は主屋と同じ打越村の大工・新左衛門で、主屋の翌年に建てられている(文化庁)。

登録有形文化財としての価値

文化庁は、所沢郷土美術館長屋門を屋敷構えに欠くことのできない存在とし、「国土の歴史的景観に寄与しているもの」として登録した。道路側から見える屋敷の顔であり、北に並ぶ土蔵とともに医家の屋敷の表構えをつくっている。

見どころ

正面から、入母屋屋根の本体と南端に張り出した切妻屋根の1室との組み合わせを見比べたい。白い漆喰の壁と、腰まわりの黒っぽい下見板の対比も分かりやすい。

門口の左右の部屋が同じ大きさにそろえられているのも、この長屋門の特徴である(文化庁)。もとは茅葺だった屋根を想像しながら眺めると、農村の医家の門構えの姿が浮かぶ。

見学について

所沢郷土美術館長屋門は、美術館の開館日に敷地に入れば間近に見られる。長屋門の部屋の内部を公開しているという公的な案内は確認できなかった。

Q&A

Q所沢郷土美術館長屋門はいつ建てられましたか?
A安政2年(1855年)です(文化庁)。
Q所沢郷土美術館長屋門の屋根はもとから瓦葺ですか?
Aいいえ。所沢市によれば当初は茅葺で、現在は桟瓦葺です。
Q所沢郷土美術館長屋門の見どころは?
A門口の左右にそろえた部屋と、南端に張り出した切妻屋根の1室、漆喰と下見板の外壁です(文化庁)。
Q所沢郷土美術館長屋門は誰が建てましたか?
A棟梁は主屋と同じ打越村の大工・新左衛門です(文化庁)。
Q所沢郷土美術館長屋門が登録有形文化財になったのはいつですか?
A平成17年(2005年)2月9日です(文化庁)。

基本情報

名称所沢郷土美術館長屋門(ところざわきょうどびじゅつかんながやもん)
所在地埼玉県所沢市大字久米1447-1
指定区分登録有形文化財(建造物)
指定年平成17年(2005年)2月9日登録
員数1棟
寸法木造平屋建、瓦葺、建築面積60㎡
所有者文化庁データベースに記載なし
公開状況開館日に敷地内から外観を見学可(内部の公開情報なし)

参考文献

所沢郷土美術館長屋門(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00004524
所沢郷土美術館主屋・長屋門・土蔵(所沢市)
https://www.city.tokorozawa.saitama.jp/iitokoro/enjoy/bunkakyoyo/bunkazai/kunitourokubunkazai/kyodobijyutukan.html

最終更新日: 2026.10.28