金剛寺(川島町)とは

金剛寺(川島町)は、埼玉県比企郡川島町大字中山の寺院で、嘉永5年(1852年)の山門と江戸時代中期の大日堂の2件が、令和3年(2021年)2月26日にそろって国の登録有形文化財(建造物)となった(文化庁)。山号は清月山で、読みは「せいげつざんこんごうじ」(東松山市観光協会)。

所在地は川島町大字中山字中廓1198、所有者は金剛寺である(文化庁)。

比企氏ゆかりの寺

東松山市観光協会によれば、金剛寺の創建は不明で、比企左馬助則員が中興したと伝わる。比企一族の菩提寺とされ、「比企氏系図」が伝わる。本尊の阿弥陀如来像は鎌倉時代の作で、膝裏の墨書銘に願主として比企左馬助藤宗則の名があるという。

境内には比企氏四代(則員・義久・重久・久員)を含む歴代の墓があり、墓地の周りに残る堀割は比企氏の館跡の姿をとどめていると考えられている(東松山市観光協会)。

登録有形文化財の2件

2件はいずれも令和3年(2021年)2月26日の登録である(文化庁)。

金剛寺山門は、境内の南辺に南を向いて建つ嘉永5年(1852年)の四脚門で、切妻造桟瓦葺、間口3.0メートル。組物は出組、妻飾は二重虹梁大瓶束で、隅に獅子鼻を掛け、冠木の上を龍の彫刻で飾る(文化庁)。

金剛寺大日堂は、本堂の東に南面して建つ江戸時代中期の宝形造銅板葺の小さな仏堂で、建築面積16平方メートル。内部には壁画や天井画が残り、外の小壁は古式な蟇股や彫刻で飾られている(文化庁)。東松山市観光協会は、大日堂を比企氏の位牌堂と紹介している。

参拝と所在地

金剛寺は寺院で、拝観の時間や料金、内部公開についての案内は見当たらない。参拝の際は寺の方の妨げにならないよう配慮したい。

所在地は川島町大字中山字中廓1198。山門と大日堂のそれぞれの詳しい内容は、個別の記事にまとめている。

参考文献

金剛寺山門(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00013691
金剛寺大日堂(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00013690
清月山金剛寺(一般社団法人東松山市観光協会)
https://higashimatsuyama-kanko.com/kongouji/

最終更新日: 2026.10.14

基本情報

名称金剛寺(川島町)
所在地埼玉県比企郡川島町大字中山字中廓1198
所有者金剛寺
指定登録有形文化財 2件
座標35.98954, 139.45167