大通寺(長浜別院)とは

大通寺は、滋賀県長浜市元浜町にある真宗大谷派(東本願寺)の別院で、「長浜御坊」の名で親しまれ、明暦3年(1657年)建立の本堂、江戸時代前期の広間と含山軒及び蘭亭の3棟が大正4年(1915年)に国の重要文化財に、含山軒および蘭亭庭園が昭和9年(1934年)に国の名勝に指定されている(文化庁、びわこビジターズビューロー)。

びわこビジターズビューローによれば、正式には無礙智山大通寺といい、湖北の門徒に仏法を広める道場を旧長浜城内に開いたのが始まりで、のちに現在地へ移った。大通寺は、江戸時代を通じて彦根藩井伊家と深い関係を保ち、井伊直弼の七女・砂千代姫の調度品を所蔵している。所有者は真宗大谷派本願寺別院大通寺である(文化庁)。

4件の構成

本堂は正面5間・背面9間、梁間8間の大規模な入母屋造の仏堂で、伏見城の殿舎を移したという伝説がある(文化庁、長浜市)。広間は約22メートル四方の寄棟造の大広間で、本堂とともに伏見城の遺構と伝わる(文化庁、大通寺)。

含山軒は段違いの切妻屋根の客殿、蘭亭は切妻造の書院で、内部の障壁は狩野山楽・山雪、円山応挙の筆と伝わる。含山軒庭園は伊吹山を借景にした枯山水、蘭亭庭園は小さな池に反橋をかけた池泉庭園である(文化庁、びわこビジターズビューロー)。

拝観と所在地

大通寺によれば、境内の開門は8時から17時、諸殿の拝観は10時から16時30分(受付は16時まで。2026年2月1日から12月20日は9時から拝観可)で、拝観料は現金のみ。車いすでの諸殿拝観は完全予約制(0749-62-0054)。

所在地は長浜市元浜町32-9(電話0749-62-0054)。

参考文献

大通寺本堂(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails/102/1401
大通寺広間(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails/102/1402
大通寺含山軒及び蘭亭(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails/102/1403
大通寺含山軒および蘭亭庭園(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails/401/1572
重要文化財 大通寺本堂(長浜市)
https://www.city.nagahama.lg.jp/section/bunkazai/sitei/daituuzi/hondou.html
長浜別院大通寺(公式サイト)
https://www.daitsuji.or.jp/daitsuji/
大通寺(びわこビジターズビューロー)
https://www.biwako-visitors.jp/spot/detail/575/

最終更新日: 2026.10.11

基本情報

名称大通寺(長浜別院)
所在地滋賀県長浜市元浜町32-9
所有者真宗大谷派本願寺別院大通寺
指定重要文化財 3件・史跡名勝天然記念物 1件
座標35.38351, 136.26925