大通寺含山軒および蘭亭庭園とは:伊吹山を借景にする枯山水の庭

大通寺含山軒および蘭亭庭園(だいつうじがんざんけんおよびらんていていえん)は、滋賀県長浜市元浜町の真宗大谷派長浜別院大通寺にある2つの庭園で、昭和9年(1934年)12月28日に国の名勝に指定された。

文化庁の指定説明によると、築造の年代は明らかではないが、江戸時代初期のものとみられる。

大通寺によると、寺は江戸時代初期に建立され、地元では「御坊さん」と呼ばれて親しまれている。

含山軒庭園

文化庁の指定説明によると、含山軒庭園は枯山水の庭で、水のない池を作り、池の中に中島を置いて石橋を架け、飛石を配している。池の北東の隅には石を組んで、水のない滝を表している。

マツ、ツバキ、カシ、ネズミモチなどの枝をたわめて庭の中央に見通しの線を作り、伊吹山を借景としている。指定説明は、枯山水の庭として優秀なものと評価している。

大通寺は、含山軒庭園が標高1377メートルの伊吹山を借景とし、四季折々に見応えがあると紹介している。

蘭亭庭園

文化庁の指定説明によると、蘭亭庭園は小さな面積の土地に池を置き、石橋を架けている。池の周りに石を組み、庭の南東の隅近くに立石を用いて庭の景色の焦点とし、ここに石灯籠を配している。

主な庭木はマツ、モクセイ、ネズミモチ、ウメなどである。指定説明は、書院の蘭亭に付属する庭として保存の必要があるとしている。

広い眺めを借景に取り込む含山軒庭園と、狭い敷地に池と立石で焦点をつくる蘭亭庭園という、性格の異なる2つの庭を見比べられる。

大通寺含山軒および蘭亭庭園の見学方法

大通寺によると、拝観時間は午前10時から午後4時30分(受付は午後4時まで)で、令和8年(2026年)2月1日から12月20日までは午前9時から拝観できる。拝観料は現金のみ。室内での写真・動画の撮影は禁止されている。

大雨や大雪などで臨時休業する場合がある。所在地は長浜市元浜町32-9、問い合わせは長浜別院大通寺(0749-62-0054)へ。

庭園は本堂、広間、含山軒及び蘭亭とともに大通寺の文化財を構成する。4件の案内はグループページ「大通寺(長浜別院)」にまとめている。

Q&A

Q大通寺含山軒および蘭亭庭園はいつ名勝に指定されましたか?
A昭和9年(1934年)12月28日に国の名勝に指定されました。
Q含山軒の読み方は?
A「がんざんけん」と読みます。
Q含山軒庭園の特徴は?
A水を使わない枯山水の庭で、枝をたわめて作った見通しの線から伊吹山を借景にしています。
Q蘭亭庭園の特徴は?
A小さな敷地に池と石橋を置き、立石と石灯籠を景色の焦点にしています。
Q大通寺の拝観時間は?
A午前10時から午後4時30分(受付は午後4時まで)で、2026年2月1日から12月20日は午前9時から拝観できます。

基本情報

名称大通寺含山軒および蘭亭庭園(だいつうじがんざんけんおよびらんていていえん)
所在地滋賀県長浜市元浜町
指定区分名勝
指定年昭和9年(1934年)12月28日指定
員数2庭園
寸法文化庁データベースに記載なし
所有者文化庁の記録に記載なし
公開状況大通寺の拝観で見学可

参考文献

文化庁 国指定文化財等データベース「大通寺含山軒および蘭亭庭園」
https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails/401/1572
文化遺産オンライン「大通寺含山軒および蘭亭庭園」
https://online.bunka.go.jp/heritages/detail/161508
長浜別院大通寺「大通寺について」
https://www.daitsuji.or.jp/daitsuji/

最終更新日: 2026.10.11