大通寺本堂とは

大通寺本堂は、滋賀県長浜市元浜町にある真宗大谷派(東本願寺)の別院・大通寺の本堂で、明暦3年(1657年)に建てられた大規模な入母屋造の仏堂であり、大正4年(1915年)3月26日に国の重要文化財に指定された。読みは「だいつうじほんどう」(文化庁)。

文化庁の記録では、桁行正面五間、背面九間、梁間八間、一重、入母屋造、向拝一間、背面一間通り庇附属、本瓦葺。所有者は真宗大谷派本願寺別院大通寺である。

長浜御坊と伏見城の伝え

びわこビジターズビューローによれば、大通寺は正式には無礙智山大通寺といい、一般に「長浜御坊」と呼ばれる。湖北の門徒に仏法を広める道場を旧長浜城内に開いたのが始まりで、京都に東本願寺が建立された頃に大通寺となり、その後現在地に移った。大通寺は、江戸時代を通じて彦根藩井伊家と深い関係を保ったとしている(大通寺)。

長浜市によれば、大通寺本堂は伏見城の殿舎を移したもので、慶長9年(1604年)に徳川家康が本願寺の教如に贈って御影堂とし、のちに御影堂を改築する際に旧堂を大通寺に移して本堂としたという伝説がある。

重要文化財としての価値

大通寺本堂は大正4年に重要文化財に指定された。長浜市は、豪壮で釣り合いのとれた、どっしりとした建造物と評している。大通寺は、伏見城の遺構と伝わる本堂や大広間に、絢爛豪華な桃山文化を随所に垣間見ることができると紹介している。

見どころ

文化庁によれば、正面は5間だが背面は9間に広がり、梁間8間の奥行の深い平面をもつ。正面に一間の向拝を付け、背面には一間通りの庇が付く。屋根は本瓦葺の入母屋造である。

大通寺本堂の左手に拝観受付があり、本堂から大広間や含山軒・蘭亭へと続く諸殿をめぐることができる(大通寺)。

参拝について

大通寺によれば、境内の開門は8時から17時、諸殿の拝観は10時から16時30分(受付は16時まで。2026年2月1日から12月20日は9時から拝観可)で、拝観料は現金のみ。車いすでの諸殿拝観は完全予約制(0749-62-0054)。

大通寺本堂は大広間、含山軒及び蘭亭、含山軒・蘭亭庭園とともに大通寺の文化財を構成する。4件の案内はグループページ「大通寺(長浜別院)」にまとめている。所在地は長浜市元浜町32-9。

Q&A

Q大通寺本堂はいつ建てられましたか?
A明暦3年(1657年)です(文化庁)。
Q伏見城との関係は?
A伏見城の殿舎を移したもので、教如が御影堂とした旧堂を大通寺に移したという伝説があります(長浜市)。
Q大通寺はどんな寺ですか?
A真宗大谷派の別院で、「長浜御坊」の名で親しまれています(びわこビジターズビューロー)。
Q建物の規模は?
A桁行正面五間・背面九間、梁間八間の入母屋造です(文化庁)。
Q大通寺本堂が重要文化財に指定されたのはいつですか?
A大正4年(1915年)3月26日です。

基本情報

名称大通寺本堂(だいつうじほんどう)
所在地滋賀県長浜市元浜町32-9
指定区分重要文化財(建造物)
指定年大正4年(1915年)3月26日指定
員数1棟
寸法桁行正面五間、背面九間、梁間八間、一重、入母屋造、向拝一間、背面一間通り庇附属、本瓦葺
所有者真宗大谷派本願寺別院大通寺
公開状況諸殿拝観は有料、現金のみ

参考文献

大通寺本堂(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails/102/1401
大通寺広間(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails/102/1402
大通寺含山軒及び蘭亭(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails/102/1403
重要文化財 大通寺本堂(長浜市)
https://www.city.nagahama.lg.jp/section/bunkazai/sitei/daituuzi/hondou.html
長浜別院大通寺(公式サイト)
https://www.daitsuji.or.jp/daitsuji/
大通寺(びわこビジターズビューロー)
https://www.biwako-visitors.jp/spot/detail/575/

最終更新日: 2026.10.11