大通寺含山軒及び蘭亭とは

大通寺含山軒及び蘭亭は、滋賀県長浜市元浜町の真宗大谷派長浜別院大通寺にある、江戸時代前期(1615〜1660年)の客殿建築・含山軒と書院・蘭亭で、大正4年(1915年)3月26日に国の重要文化財に指定された。読みは「だいつうじがんざんけんおよびらんてい」(文化庁)。

文化庁の記録では、含山軒は桁行11.2メートル、梁間5.9メートル、一重、切妻造段違、桟瓦葺で東面と北面にこけら葺の庇を付ける。蘭亭は桁行13.8メートル、梁間9.0メートル、一重、切妻造、桟瓦葺で、合の間が付属する。所有者は真宗大谷派本願寺別院大通寺である。

長浜御坊の客殿

びわこビジターズビューローによれば、大通寺は「長浜御坊」の名で親しまれる東本願寺の別院で、旧長浜城内に開かれた道場に始まる。客室である含山軒と蘭亭の内部の障壁は、狩野山楽・山雪、円山応挙によって描かれている。

大通寺含山軒及び蘭亭にはそれぞれ庭園が付属し、含山軒庭園と蘭亭庭園は国の名勝に指定されている。含山の名は、庭が伊吹山を借景とすることに由来する(びわこビジターズビューロー)。

重要文化財としての価値

大通寺含山軒及び蘭亭は大正4年に本堂、広間とともに重要文化財に指定された。江戸時代前期の寺院の客殿・書院の姿を伝え、名勝の庭園と一体となって大通寺の諸殿を彩っている(文化庁、びわこビジターズビューロー)。

見どころ

含山軒は棟の高さを違えた段違いの切妻屋根をもち、こけら葺の庇が付く。蘭亭は切妻造の書院で、合の間で他の建物とつながる(文化庁)。

大通寺含山軒及び蘭亭の座敷からは、伊吹山を借景にした枯山水の含山軒庭園と、小さな池に反橋をかけた蘭亭庭園を眺めることができる(びわこビジターズビューロー)。

拝観について

大通寺によれば、境内の開門は8時から17時、諸殿の拝観は10時から16時30分(受付は16時まで。2026年2月1日から12月20日は9時から拝観可)で、拝観料は現金のみ。車いすでの諸殿拝観は完全予約制(0749-62-0054)。

大通寺含山軒及び蘭亭は本堂、広間、庭園とともに大通寺の文化財を構成する。4件の案内はグループページ「大通寺(長浜別院)」にまとめている。所在地は長浜市元浜町32-9。

Q&A

Q大通寺含山軒及び蘭亭はいつ建てられましたか?
A江戸時代前期(1615〜1660年)です(文化庁)。
Qどんな建物ですか?
A含山軒は段違いの切妻屋根の客殿、蘭亭は切妻造の書院で、合の間でつながります(文化庁)。
Q障壁画は誰が描きましたか?
A狩野山楽・山雪、円山応挙と伝えられています(びわこビジターズビューロー)。
Q「含山」の名の由来は?
A庭が伊吹山を借景とすることに由来します(びわこビジターズビューロー)。
Q大通寺含山軒及び蘭亭が重要文化財に指定されたのはいつですか?
A大正4年(1915年)3月26日です。

基本情報

名称大通寺含山軒及び蘭亭(だいつうじがんざんけんおよびらんてい)
所在地滋賀県長浜市元浜町32-9
指定区分重要文化財(建造物)
指定年大正4年(1915年)3月26日指定
員数1棟
寸法含山軒:切妻造段違、桟瓦葺、庇こけら葺/蘭亭:切妻造、桟瓦葺、合の間附属
所有者真宗大谷派本願寺別院大通寺
公開状況諸殿拝観は有料、現金のみ

参考文献

大通寺含山軒及び蘭亭(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails/102/1403
大通寺含山軒および蘭亭庭園(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails/401/1572
大通寺本堂(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails/102/1401
大通寺広間(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails/102/1402
長浜別院大通寺(公式サイト)
https://www.daitsuji.or.jp/daitsuji/
大通寺(びわこビジターズビューロー)
https://www.biwako-visitors.jp/spot/detail/575/

最終更新日: 2026.10.11