御上神社とは:三上山の西麓に鎮座する延喜式の古社

御上神社(みかみじんじゃ)は、滋賀県野洲市三上の三上山の西麓に鎮座する神社で、鎌倉時代の本殿が昭和27年(1952年)に国宝に指定され、拝殿、楼門、摂社若宮神社本殿も重要文化財に指定されている。

文化庁によると、『延喜式』に式内社の明神大社として記載がある古社で、野洲川の流域に位置する。

文化庁は、本殿、拝殿、楼門、摂社若宮神社本殿の4棟が、14世紀の神社境内の様相を今に伝えており価値が高いとしている。

4棟の社殿

文化庁によると、本殿は方三間の入母屋造で、隅にだけ舟肘木を付けた比較的単純な建物である。様式手法から鎌倉時代の建立と推定され、神社建築のうちでは古い遺構の一つであり、入母屋造であるのも類例が少ない。

拝殿は四周に木口縁を巡らせる単純な形式で、本殿と同じ時期の鎌倉時代の建立と推定される。楼門は上下階とも桁行三間、梁間二間の三間一戸楼門で、上階は下階より柱間を狭くする。上階の墨書から1365年頃の建立と知られる。

摂社若宮神社本殿は一間社流造、檜皮葺の小社殿で、様式手法から本殿と同時期の鎌倉時代の建立と推定される。

中世の境内の姿

本殿、拝殿、楼門、摂社がそろって鎌倉時代から南北朝時代の建物で残り、中世の神社の境内の構成を一体として伝えている。

入母屋造の本殿は神社建築として類例が少なく、その点で文化史的な意義が深いとされる。

御上神社の参拝

参拝の条件についての公的な案内は確認できなかった。

参拝の際は、神社の案内に従いたい。

参考文献

文化庁 国指定文化財等データベース「御上神社本殿」
https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails/102/1440
文化庁 国指定文化財等データベース「御上神社拝殿」
https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails/102/1441
文化庁 国指定文化財等データベース「御上神社楼門」
https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails/102/1442
文化庁 国指定文化財等データベース「御上神社摂社若宮神社本殿」
https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails/102/1443

最終更新日: 2026.09.29

基本情報

名称御上神社
所在地滋賀県野洲市三上
所有者御上神社
指定国宝 1件・重要文化財 3件
座標35.04986, 136.02734