西明寺とは:国宝の本堂と三重塔をもつ湖東三山の一つ
西明寺(さいみょうじ)は、滋賀県犬上郡甲良町池寺にある寺院で、鎌倉時代の本堂と三重塔がともに昭和27年(1952年)に国宝に指定され、二天門と石造宝塔も重要文化財に指定されている。
文化庁によると、承和元年(834年)の創立と伝えられる。
金剛輪寺、百済寺とともに、湖東三山の一つに数えられる。
本堂・三重塔・二天門・宝塔
文化庁によると、本堂はもとは方五間の堂だったものが、鎌倉時代後期ごろに正面と側面を各一間通り拡張し、のちに背面も拡張して桁行・梁間とも七間の堂となり、さらに室町時代中期ごろに三間の向拝が加えられて現在の形になった。近畿地方の鎌倉時代の和様仏堂の代表作の一つとされる。
三重塔は本堂の向かって右方に建つ純和様の三重塔で、様式から鎌倉時代後期ごろの建立と推定される。初重の内部には、柱や長押、板壁などの一面に仏画や装飾文様が極彩色で描かれ、よく残っている。
文化庁の記録では、二天門は室町時代中期の三間一戸八脚門、入母屋造、こけら葺である。石造宝塔は、嘉元2年(1304年)の造立の銘をもつ鎌倉時代後期の宝塔である。
三重塔の修理
西明寺によると、三重塔は天和年間(1681年から1684年)ごろには相当破損していたらしく、心柱を取り替えるなどの修理が行われた。明治33年(1900年)の指定後、明治43年(1910年)に解体修理が、昭和13年(1938年)と昭和48年(1973年)に屋根の葺き替え修理が行われた。
西明寺によると、前回の葺き替えから37年余りを経て苔や腐朽が屋根全体に及んだため、改めて屋根の葺き替え修理が行われ、塔内の須弥壇の漆も塗り直された。
西明寺の拝観
拝観時間と拝観料は、西明寺の公式サイトで確かめたい。
西明寺によると、裏参道の本坊前に普通車とマイクロバス用の無料駐車場がある。問い合わせは西明寺(0749-38-4008)へ。
参考文献
- 文化庁 国指定文化財等データベース「西明寺本堂」
- https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails/102/1510
- 文化庁 国指定文化財等データベース「西明寺三重塔」
- https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails/102/1511
- 文化庁 国指定文化財等データベース「西明寺二天門」
- https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails/102/1512
- 文化庁 国指定文化財等データベース「西明寺宝塔」
- https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails/102/1513
- 西明寺「国宝西明寺三重塔再生活用事業」
- https://saimyouji.com/30tower/
- 西明寺「アクセス」
- https://saimyouji.com/access/
最終更新日: 2026.09.29
基本情報
| 名称 | 西明寺 |
|---|---|
| 所在地 | 滋賀県犬上郡甲良町大字池寺26 |
| 所有者 | 西明寺 |
| 指定 | 国宝 2件・重要文化財 2件 |
| 座標 | 35.18326, 136.28532 |