赤人寺七重塔とは

赤人寺七重塔は、滋賀県東近江市下麻生町の赤人寺の境内に立つ石造の七重塔で、塔に刻まれた銘から文保2年(1318年)の造立とわかる鎌倉時代後期の石塔であり、昭和35年(1960年)2月9日に国の重要文化財に指定された(文化庁)。

文化庁の記録では、石造七重塔で、「文保弐年戊午歳九月日」の刻銘がある。所有者は赤人寺である。文化庁は読みを「せきにんじしちじゅうのとう」とし、東近江市観光協会は寺名を「しゃくにんじ」と紹介している。

山部赤人ゆかりの地

東近江市観光協会によれば、赤人寺の一帯は万葉の歌人・山部赤人が生涯を閉じた地と伝わる。境内の「赤人桜」には、赤人が桜の枝に冠をかけたところ外れなくなり、そのままこの地に住み着いたという伝えがある。

びわこビジターズビューローによれば、山部神社と赤人寺が隣り合って建ち、山部神社には赤人の歌を刻んだ石碑がある。

重要文化財としての価値

赤人寺七重塔は昭和35年に重要文化財に指定された。文化庁の解説は、文保2年(1318年)の造立を銘で示す石造七重塔とする。造立の年月が塔そのものに刻まれている点が、この塔の大きな特色である。

見どころ

赤人寺七重塔は石を積み重ねた七重の層塔で、塔に刻まれた「文保弐年戊午歳九月日」の銘が見どころである(文化庁)。万葉歌人の伝承が残る静かな境内で、隣接する山部神社の歌碑とあわせて見学できる(びわこビジターズビューロー)。

参拝について

赤人寺七重塔の建つ赤人寺は東近江市下麻生町214にある(東近江市観光協会)。びわこビジターズビューローによれば、JR琵琶湖線近江八幡駅から日野行きバスで約20分の麻生口下車、徒歩10分。車では名神高速道路八日市インターチェンジから約30分で、隣接する公民館の駐車場(普通車10台)を利用できる。

問い合わせは東近江市観光協会(0748-29-3920)。

Q&A

Q赤人寺七重塔はいつ造られましたか?
A刻銘から文保2年(1318年)9月の造立とわかります(文化庁)。
Qどんな塔ですか?
A石を積み重ねた石造の七重塔です(文化庁)。
Q赤人寺の名前の由来は?
A万葉の歌人・山部赤人が生涯を閉じた地と伝わることによります(東近江市観光協会)。
Q近くに見どころはありますか?
A隣接する山部神社に赤人の歌を刻んだ石碑があります(びわこビジターズビューロー)。
Q赤人寺七重塔が重要文化財に指定されたのはいつですか?
A昭和35年(1960年)2月9日です。

基本情報

名称赤人寺七重塔(せきにんじしちじゅうのとう)
所在地滋賀県東近江市下麻生町214
指定区分重要文化財(建造物)
指定年昭和35年(1960年)2月9日指定
員数1基
寸法石造七重塔(文保弐年戊午歳九月日の刻銘)
所有者赤人寺
公開状況境内で拝観可、駐車場あり

参考文献

赤人寺七重塔(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails/102/1486
山部神社・赤人寺(東近江市観光協会)
https://www.higashiomi.net/media/miru/yamabeshakuninji
山部神社・赤人寺(びわこビジターズビューロー)
https://www.biwako-visitors.jp/spot/detail/1676/

最終更新日: 2026.10.11