旧南間ホテル別館とは

旧南間ホテル別館(ましこ悠和館)は、栃木県芳賀郡益子町益子にある昭和4年(1929年)ごろの日光湯元のホテルの別館で、令和2年(2020年)4月3日に国の登録有形文化財(建造物)となった(文化庁)。読みは「きゅうなんまほてるべっかん(ましこゆうわかん)」。

文化庁の記録では、木造2階建、金属板葺で、建築面積298平方メートル。昭和48年(1973年)に移築され、平成31年(2019年)に改修されている。登録番号は09-0252である。

コの字形の和風ホテル

旧南間ホテル別館は、日光市湯元から益子町の東部の現在地に移築された建物である(文化庁)。入母屋造の主体部の両端から入母屋造の翼部を突き出したコの字形の平面で、真壁造の外壁に、刎高欄や腕木庇などの和風の意匠を巧みに取り入れた外観とする。客室の床には銘木を用いる。

益子町によれば、南間ホテルは明治15年(1882年)に日光に創業し、建物は昭和48年(1973年)に益子町へ移築された。戦時中は皇太子時代の上皇の疎開先となり、終戦の日には「御座所」の間で終戦の詔書の玉音放送を聞いたとされ、その部屋が残る。平成28年(2016年)に所有者から町に寄附され、平和を学ぶ「平和のギャラリー」などを整えた。

登録有形文化財としての価値

文化庁は、和風の意匠を巧みに取り入れ、客室に銘木を用いた近代の和風ホテル建築の好例として、「造形の規範となっているもの」に登録した。

見どころ

コの字形に張り出した入母屋造の翼部と、刎高欄・腕木庇の和風の意匠が見どころである(文化庁)。

見学について

益子町が所有する(文化庁)。益子町は御座所や「平和のギャラリー」を公開する計画を示しているが、現在の公開時間と見学料について、公的な案内は確認できなかった。

Q&A

Q旧南間ホテル別館はいつ建てられましたか?
A昭和4年(1929年)ごろで、昭和48年に益子町へ移築されました(文化庁)。
Qもとはどこにありましたか?
A日光市湯元です(文化庁)。
Qどんな歴史がありますか?
A戦時中に皇太子時代の上皇の疎開先となりました(益子町)。
Q建物の形は?
A入母屋造の主体部の両端に翼部を出したコの字形です(文化庁)。
Q旧南間ホテル別館(ましこ悠和館)が登録有形文化財になったのはいつですか?
A令和2年(2020年)4月3日です(文化庁)。

基本情報

名称旧南間ホテル別館(ましこ悠和館)(きゅうなんまほてるべっかん(ましこゆうわかん))
所在地栃木県芳賀郡益子町大字益子字向原4264-8
指定区分登録有形文化財(建造物)
指定年令和2年(2020年)4月3日登録
員数1棟
寸法木造2階建、金属板葺、建築面積298㎡
所有者益子町
公開状況公開時間の公的な案内なし

参考文献

旧南間ホテル別館(ましこ悠和館)(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00013225
旧南間ホテルの改修事業(益子町、ふるさとチョイス ガバメントクラウドファンディング)
https://www.furusato-tax.jp/gcf/441

最終更新日: 2026.10.23