幻戯山房とは

幻戯山房(旧角川家住宅主屋)は、東京都杉並区荻窪にある昭和30年(1955年)の近代数寄屋の住宅で、平成21年(2009年)11月2日に国の登録有形文化財(建造物)となった(文化庁)。読みは「げんぎさんぼう(きゅうかどかわけじゅうたくしゅおく)」。

文化庁の記録では、木造2階一部平屋建、瓦葺で、建築面積196平方メートル。昭和48年(1973年)と平成20年(2008年)に改修されている。登録番号は13-0254である。

角川源義の邸宅

杉並区によれば、幻戯山房は俳人で角川書店の創設者である角川源義の邸宅で、遺族から寄贈を受けて改修した。設計は加倉井昭夫で、昭和30年(1955年)の建築、一部は昭和48年(1973年)に増築・改修されている。

建物は敷地の北辺に沿って建つ木造2階一部平屋建で、東西に棟を通す入母屋造・桟瓦葺である(文化庁)。開口部の隅柱を省き、主な開口部の建具をすべて引き込み戸とすることで、開放的な内部空間と繊細な外観をつくっている。

登録有形文化財としての価値

文化庁は、近代数寄屋建築の好例として、「造形の規範となっているもの」に登録した。

見どころ

隅柱のない開口部と、建具をすべて引き込んだときの開放的な室内に注目したい(文化庁)。

見学について

杉並区によれば、角川庭園・幻戯山房(すぎなみ詩歌館)として公開され、利用時間は午前9時から午後5時、休業日は水曜日と年末年始(12月29日〜1月1日)で、入園と展示室・空室の見学は無料である。JR中央線荻窪駅南口から徒歩15分。なお、修理工事のため令和9年(2027年)1月12日から2月5日までの平日は角川庭園が臨時休園となる予定である。

Q&A

Q幻戯山房はいつ建てられましたか?
A昭和30年(1955年)です(文化庁、杉並区)。
Q幻戯山房は誰の家でしたか?
A俳人で角川書店の創設者の角川源義の邸宅です(杉並区)。
Q幻戯山房は見学できますか?
Aすぎなみ詩歌館として公開され、無料で見学できます。水曜日が休業日です(杉並区)。
Q幻戯山房の建築の特徴は?
A隅柱を省き建具を引き込み戸とした開放的な近代数寄屋です(文化庁)。
Q幻戯山房(旧角川家住宅主屋)が登録有形文化財になったのはいつですか?
A平成21年(2009年)11月2日です(文化庁)。

基本情報

名称幻戯山房(旧角川家住宅主屋)(げんぎさんぼう(きゅうかどかわけじゅうたくしゅおく))
所在地東京都杉並区荻窪3-728
指定区分登録有形文化財(建造物)
指定年平成21年(2009年)11月2日登録
員数1棟
寸法木造2階一部平屋建、瓦葺、建築面積196㎡
所有者杉並区
公開状況すぎなみ詩歌館(9:00〜17:00、水曜休、無料)

参考文献

幻戯山房(旧角川家住宅主屋)(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00007883
角川庭園・幻戯山房(杉並区)
https://www.city.suginami.tokyo.jp/shisetsu/bunka/shiika/1007022.html
角川庭園修理工事に伴う臨時休園(杉並区)
https://www.city.suginami.tokyo.jp/s100/news/27281.html

最終更新日: 2026.10.16