東京大学大講堂(安田講堂)とは:大学の象徴となった赤茶色のタイルの講堂

東京大学大講堂(安田講堂)(とうきょうだいがくだいこうどう(やすだこうどう))は、東京都文京区本郷の東京大学本郷キャンパスにある大正14年(1925年)完成の鉄筋コンクリート造の講堂で、平成8年(1996年)12月20日に登録有形文化財に登録された。

文化庁の記録では、鉄筋コンクリート造4階建て塔屋付き、建築面積1818平方メートルで、登録基準は「造形の規範となっているもの」である。設計は内田祥三、施工は清水組。

東京大学によると、国の登録有形文化財の登録第1号である。安田善次郎の寄附によって建てられた。

東京大学大講堂(安田講堂)の構造と意匠

文化庁の解説によると、ゴシックと表現主義の影響が色濃く見られる垂直性の強いデザインが特徴で、外壁は赤茶色のタイル貼りである。文化庁は意匠的に極めて優秀と評価している。

東京大学によると、内田祥三はケンブリッジ大学の門塔に着想を得たようだが、力感のみなぎるデザインは独特である。近代的な総合大学に生まれ変わろうとしていた当時の東大にとって、大学の新しい象徴となるべき建物だった。

収容人員は1,136席(1階728席、2階408席)である。

東京大学大講堂(安田講堂)の見どころ

正門から東西の軸線の正面に立つ姿が、キャンパスの景観の中心である。正門を入ったところから、塔を中心に左右対称に広がる正面を見たい。

東京大学によると、昭和45年(1970年)前後の学生運動の時期に学生に占拠され、排除の過程で大きく損傷した。文化庁の記録では昭和63年(1988年)から平成6年(1994年)にかけて改修が行われ、東京大学によると平成26年(2014年)には耐震補強を中心とする全面改修を終えている。

東京大学大講堂(安田講堂)の見学方法

大講堂は式典や学術的な催しに使われる施設で、一般に内部を公開する案内は確認できなかった。外観はキャンパスの屋外から見ることができる。

キャンパスの見学方法や行き方は、東京大学本郷キャンパスのグループページにまとめている。

Q&A

Q安田講堂はいつ建てられたのですか?
A大正14年(1925年)に完成しました。
Q安田講堂を設計したのは誰ですか?
A内田祥三が設計し、清水組が施工しました。
Q安田講堂の名前の由来は?
A東京大学によると、安田善次郎の寄附によって建てられたためです。
Q安田講堂のデザインの特徴は?
Aゴシックと表現主義の影響を受けた垂直性の強いデザインで、外壁は赤茶色のタイル貼りです。
Q安田講堂の中は見学できますか?
A式典や催しに使われる施設で、一般に内部を公開する案内は確認できません。

基本情報

名称東京大学大講堂(安田講堂)(とうきょうだいがくだいこうどう(やすだこうどう))
所在地東京都文京区本郷7-3-1
指定区分登録有形文化財(建造物)
指定年平成8年(1996年)12月20日登録
員数1棟
寸法鉄筋コンクリート造4階建塔屋付、建築面積1818平方メートル
所有者国立大学法人東京大学
公開状況外観を構内から見学

参考文献

文化庁 国指定文化財等データベース「東京大学大講堂(安田講堂)」
https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails/101/00000035
東京大学「国の登録有形文化財 登録」
https://www.u-tokyo.ac.jp/ja/about/campus-guide/b07_04_b.html
東京大学「大学施設の利用 大講堂(安田講堂)」
https://www.u-tokyo.ac.jp/ja/society/facilities/b07_10.html

最終更新日: 2026.09.28